Wizadry7 プレイ記録 14.暗き森を越えて

メタル
「さあ、ムラカトスの亡霊よ!この像を見ろ!」

ディージア
「やった!逃げていったわ!これで宝石のロッドが取れるわね」



トシ
「でも、この像……『ティナブ・エミット』っていうのは何なんだ?」

『TYDNAB EMYT』を逆さまから読むと『TYME BANDYT』、つまり『TIME BANDIT』となります。
これは、ウィザードリィ7と似たシチュエーションの多い同名の映画(邦題はバンデッドQ)のことを意味しているのではないかと思われます。


ファロウ
「まあ何にせよ、このクラックスオブクロッシング……通過の十字架ってやつを使えば、あのエネルギーフィールドを通過できるんじゃないか?」

アイス
「随分回り道しちゃったね」

メタル
「じゃあ、早速行ってみるか。この神聖なロッドは俺が使おう」

*呪われている*

メタル
「な……何故?」

ディージア
「あーあ」

トシ
「まあ、お前の装備してるディバインメイルガウンも呪われてるんだから、今更もう1つくらい平気だろ」

ファロウ
「でも、おかげでエネルギーフィールドを通過できたぜ!」

ルガード
「向こうに建物が見えますよ」



メタル
「『ビレット・カネベの墓』……これこそが、ムラカトスの霊が言っていた場所だ!」

アイス
「このお墓だけ、他と比べて立派ね。偉い人だったのかな」

メタル
「これだけ厳重に守られてるからには、凄い物がありそうだな」

ディージア
「楽しみ〜」

アイス
「かなり昔の墓ね。蜘蛛の巣だらけで、誰も中に入った形跡がないわ」

ルガード
「奥に棺があります。いや……棺ではなく、宝箱のようですね」

ファロウ
「よーし!早速開錠を……!」

メタル
「待て!暗闇に何かがいるぞ!」

アイス
「この骸骨は……カネベの亡霊!?」



≪動画 : ビレット・カネベの墓≫



ディージア
「ビレット・カネベの亡霊撃破!」

ルガード
「カネベの亡霊……死してなお、生者を襲うために彷徨い続けるとは哀れな……」

メタル
「こういった悲劇を無くすため、俺達は一日も早くガーディアを救わなくてはならないだろう……」

ディージア
「カネベさん……あなたの遺産、必ず私達が平和のために役立てるわ!」

ファロウ
「じゃ、宝箱を開けようぜ(ガチャッ)」

トシ
「どう考えても、この出来事は俺達の方に非がある……」

ルガード
「中には地図が入っていますよ」

メタル
「あの謎の地図の1つのようだな。『サーペント』か……」

アイス
「『サーペントが螺旋に巻くように、人生の道も螺旋に曲がる。それを知らずにいる者は、啓蒙なきまま混乱の雲の中を延々と漕ぐであろう。このように、人生の霧を携え、光を垣間見て、運命の螺旋の道を認識するのだ』……相変わらず、意味の分からない内容ね」

ディージア
「せっかく地図を何枚も見つけても、内容が分からなければ意味がないわね」

ファロウ
「これで、この霊園も全部回ったみたいだけど、この後はどうするんだ?」

メタル
「ティーラングとアンパニの対立が激しくなってきたから、一度アクパイルへ戻ってアンパニ側の実情も探ってみよう」

トシ
「そういえば、俺達I.U.F(アンパニ帝国軍)の一員だっけ。向こうの任務をすっかり放置してたな」

ルガード
「ニューシティーの転送装置を使って行きますか?」

メタル
「いや、ムンクハラマの先の森を抜けた先がアクパイルみたいだから、一度くらい歩いて行ってみよう」

ディージア
「また森か〜……長くて疲れそうね」

ファロウ
「あの森にはムンクハラマの地下寺院の入口があるから、中の回復の泉でも飲んでいこうぜ」

トシ
「そういえば、あの寺院の一番奥に鍵のかかった扉があったな」

メタル
「そうだな……じゃあ回復がてら、そこにも行ってみるか」









ファロウ
「オニキスの鍵で扉を開けたぜ」

ルガード
「この先は更に地下ですか……玄室に通じているようですね」

トシ
「この部屋……石像みたいなのが沢山並んでるぞ」

アイス
「これは石像じゃないわ……全部ミイラよ……!」

ルガード
「ミイラになってから随分と時間が経っているみたいですね。カチカチに固まってますよ」

ディージア
「襲ってきたりしないでしょうね……」

ファロウ
「この中央に空いている大穴が怪しいな」

トシ
「小石を蹴落としても音が聞こえないから、中はかなり深そうだぜ」

アイス
「間違っても飛び降りられないね」

メタル
「部屋の奥にスイッチがあるから、それを作動させるんだ」

ディージア
「あ、中から墓石みたいなのが何か浮かび上がってきたわ!」

トシ
「上に何か乗ってるぞ。これは……黒いグローブか?」

メタル
「このグローブは罠だ。取ると麻痺のガスと共にミイラ達が襲ってくるぞ」

ファロウ
「そ……そうか。じゃあ、しっかり準備しておかないとな」

トシ
「まるで一度見てきたかのようだな」

ルガード
「準備はいいですか?じゃあ取りますよ」



≪動画 : ウィカムズパワーグローブ≫



ディージア
「ふぅ、手ごわかった……ディスペルが効かなかったら危なかったかもね」

ルガード
「神経ガスの罠も危険でしたよ。上手く全員回避できて助かりました」

ファロウ
「この黒いグローブは何なんだろうな?」

アイス
「『ウィカムのグローブ』って書いてあったわ」

ルガード
「ウィカムズパワーグローブ……こんな場所に隠されているからには、何か特別な用途に使う物だと思いますが、今のところは分かりませんね」

トシ
「どうしたんだ、メタル?顔色が悪いぞ」

メタル
「さ……さっきのスケルトンロードに何か病気を伝染されたみたいだ……」

アイス
「大丈夫?でも回復できる薬も持ってないし、病気って回復の泉でも治らないのよね……」

ファロウ
「まだ動けるうちは大丈夫じゃねーの?」

ルガード
「病は気からって言うくらいですからね。強い心を持っていれば治りますよ」

ディージア
「その聖なるガウンを着てればHPだけは自動回復していくから、死にはしないでしょ」

メタル
「い……いや、死なないにしても……もうちょっと、こう……」









トシ
「じゃあ、森を抜けるとするか。ここも広そうな森だぜ……」

メタル
「だが、なるべく早くアクパイルに着きたいところだ。アンパニ達の動向が気になる」

ルガード
「もう元気になったんですか。やっぱり病気は気のせいだったんですね」

メタル
「自分でキュア・ディジーズの呪文を覚えて治したんだ!」

アイス
「これで次に誰かが病気になっても安心ね」

ファロウ
「それにしても、襲ってくる虫や鳥やトカゲが強くて苦労するぜ」

ディージア
「でも最初にこの星に来た時は、この辺の敵には歯が立たなかったのに、今では何とか戦えるようになったわね」

トシ
「思えば俺達も強くなったもんだ」

メタル
「最近は伸び悩んできたけどな」

ディージア
「そういえば、ファイターってすぐに成長できそうなイメージがあったけど、この頃ペースが遅いわ」

ファロウ
「そ……そう言われてみれば俺も……」

ルガード
「どうやら、どの職業でも最終的には成長速度が同じになるみたいですよ」

メタル
「ある程度のレベルになったら、それ以降の必要経験値は職業ごとに違いが無くなるのか」

トシ
「へ〜、上級職でもレベルアップが遅くて苦労するってことがなくなったのか。いい時代になったな」

アイス
「それじゃあ、呪文も覚えなくてスキルもHPも大して伸びないシーフなんかは、全く意味が無……あっ!」

ファロウ
「………」

トシ
「そういえば前に、シーフは後半になるほど差がつくとか何とか言ってたっけ……ご愁傷様」

ファロウ
「お……俺の選択は、またしても間違っていたのか……?」

アイス
「だ……大丈夫よ!まだ今ならやり直しがきくわ!」

ルガード
「そうですよ。再チャレンジというのも、また1つの勇気です」

メタル
「回り道ってのも、時には人生に必要なものさ」

ファロウ
「くっ……人を落伍者みたいに言いやがって……!」











メタル
「ハアハア……さすがに敵が多いな……呪文で一掃するか……」

ルガード
「森に入ってから戦いっぱなしですから、さすがに疲れてきましたね……」

ディージア
「zzzz……」

トシ
「おいディージア、戦闘中に寝るなよ!」

アイス
「ここは本当に森しかないみたいね……」

ファロウ
「宝箱の1つでも落ちてれば、まだやる気が出るんだけどな……」

メタル
「こんなことなら転送装置を使えばよかったな」

ルガード
「かなり歩いたから、もうすぐ森を抜けると思うんですが……」

アイス
「きっと、もう少しよ……頑張りましょう」

トシ
「……見えたぞ!町の外壁だ!」

ディージア
「あ〜…よく寝た……あれ?着いたの?」




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