Wizadry7 プレイ記録
13.古の寺院
アイス
「執政室で手に入れたフィンガーロッドで、『家畜飼育場』って書いてある扉が開いたわ」
ファロウ
「名前からしてイヤな予感がする所だぜ……」
トシ
「いかにも気持ち悪いのが巣食ってそうだな……」
ディージア
「あれ……?でもこの建物、中は結構立派よ?」
メタル
「礼拝堂があるぞ。ここは寺院じゃないか?」
アイス
「ニクタリンスの古き寺院……ここって、ムラカトスの霊が言ってた場所じゃない?」
ルガード
「そうかもしれませんね。でも表に書いてあった『家畜飼育場』というのは……」
トシ
「な……何か聞こえるぞ……」
ディージア
「いやああぁぁぁ!!!」
メタル
「こ……これはおぞましい!!この虫が奴らの『家畜』ってわけか……!」
アイス
「ファイアボール!ファイアボール!!ファイアボール!!!」
トシ
「サイオニックファイア!」
ファロウ
「こんだけいると手間取るな。やっぱ、そろそろ全体攻撃が欲しいところだな」
ディージア
「ハアハア……ようやく全部倒した……」
ルガード
「ざっと45匹はいましたよ。これだけの家畜を失って、ティーラングの畜産業界は大打撃ですね」
トシ
「寺院で虫を飼育するなんて、罰当たりなことする奴らだぜ……」
メタル
「奴らにとって地上の建物などは、どうでもいい物なんだろうな。さっき見た地下室のような所が本来の巣なのかもしれん……」
ファロウ
「ふぅ〜、あの数を相手にしたら疲れたな……少し休もうぜ」
アイス
「こっちの小部屋は懺悔室かしら……?」
トシ
「うわ!幽霊!?」
メタル
「これは……ムラカトスの亡霊だ!」
ルガード
「やはり、ここが彼の言っていた古き寺院だったようですね」
ディージア
「ついて来いって言ってるけど……どこに行くの?」
アイス
「壁の向こうに行ったように見えたわ」
ファロウ
「壁を通り抜けるなんて、幽霊でもない限り……うわっ!」
メタル
「と……通り抜けた!」
ルガード
「隠し通路のようですね。雄羊の寺院の最後のフロアを思い出します」
ディージア
「広い庭に出たわ。ここはティーラングにも見つかってないのかしら」
メタル
「庭というか、霊園みたいだ……。墓標がいくつも立っている」
ファロウ
「あの幽霊どこ行っちゃったんだ?」
アイス
「とりあえず一回りしてみようよ」
ルガード
「強力なエネルギーフィールドに遮られて先に進めませんね」
アイス
「こっちの玄室に意味ありげな宝石のロッドが置かれているけど……ムラカトスの幽霊に邪魔されて取れないわ」
トシ
「このロッドが何かの鍵になりそうなんだけどなぁ……」
メタル
「ムラカトスの奴……いったいどういうつもりなんだ?」
ディージア
「ついて来いとか言っておいて、何で邪魔するのかしら……頭おかしいんじゃない?」
ファロウ
「色々試してみたけど、どうにもならなそうだぜ」
メタル
「仕方ない……さっき宝箱から手に入れたコイツを使ってみるか」
ルガード
「土堀り用のスペードシャベルですね」
トシ
「何に使うんだ?」
メタル
「こうやって墓を掘り起こすに決まってるだろう(ザクザク)」
ファロウ
「お、そのシャベルよく掘れていいな」
トシ
「ヒイイィッ!やっぱり!」
メタル
「(ザクザク)オセアーさんの墓は何もなし……次は隣のリデューさんの墓だ」
ディージア
「こっちも棺桶の中には骨しか入ってないわ。しけてるわね」
アイス
「じゃあ次は、こっちのユムーさんの墓ね」
ルガード
「む……!これは……!」
≪動画 : ニクタリンス古の寺院≫
ディージア
「このバケモノ!こうしてやるわ!」
トシ
「うう……心苦しいが許してくれ……」
ファロウ
「動かなくなったぜ」
メタル
「うむ、これで彼も安らかに眠れるだろう」
ディージア
「棺桶に入ってたネックレスは貰っておいていいわよね」
ルガード
「この『ユムーの足』も戦利品として一応持っていきますか」
ファロウ
「ハハハ、そんなもの何に使うんだよ」
トシ
「き……君たち少しは良心が痛まないのか!?」
メタル
「次はこっちのノテラさんの墓だな。さっさと掘り起こそう」
ルガード
「あのエネルギーフィールドを通り抜ける手がかりがあればいいんですけどね」
メタル
「(ザクザク)うわっ!地面が……抜けた!!」
ファロウ
「お……落ちる!!」
ディージア
「キャアアァ!!」
アイス
「レビテイト!」
トシ
「うわあぁー……っと、助かった……」
ディージア
「危なかった〜……地下がこんな空洞になってたなんて……」
ファロウ
「この気味悪い風景、どっかで見なかったか?」
ルガード
「ティーラング執政室の地下と同じですね……。彼らの巣穴が、ここまで広がっているのかもしれません」
ルガード
「地面から毒ガスが!!」
トシ
「ゲホッ!ゲホッ!」
アイス
「きゃっ!こっちからも!」
ファロウ
「か……回復を……」
メタル
「これはかなり消耗するな……。早く出口を見つけないと危ないぞ」
ディージア
「さっきから虫とかスライムとか気持ち悪いのばっかり……どうしてこんな目に……」
トシ
「やっぱり墓を荒らした罰が当たったんだ……」
ルガード
「通路の先に何かあります」
トシ
「なんだ……この球は……?」
アイス
「うっ……凄い臭いだわ……」
メタル
「この刺激臭の中では、先に進むのは無理だな……」
ディージア
「この気色悪い物体は何なの!?」
ルガード
「何かの卵のように見えますね。危険な状況から生き残るために、このような特性を持つようになった……と思われます」
アイス
「も……もしかしてティーラングの卵……?」
ファロウ
「うげー、気分悪い……。先に進めないなら、別の道を探すしかないな」
ルガード
「しかし、この地下空洞は意外と広いですね」
メタル
「さっきのがティーラングの卵だとしたら、ここは本当に奴らの巣ということになるな」
ディージア
「知らない間に地下に巣を造って繁殖していくなんて、本当に不気味な奴らね……」
アイス
「地上に上がれなかったらどうしよう……」
トシ
「ぎゃっ!また毒ガスが出てきた!!」
メタル
「ゴホッゴホッ!こ……これはキツイ!」
アイス
「きゃああ!変な虫が襲ってきたわ!」
ディージア
「もうグロいのはイヤ……」
トシ
「くそ……これ以上は……もう無理だ……」
アイス
「私も……もう……限界……」
ディージア
「どうにもならないわ……」
ファロウ
「ち……ちくしょう!こんな所で……!」
ルガード
「万策尽きましたね……」
メタル
「……ああ……観念しなくちゃならないようだな……」
アイス
「!! みんな、あそこに誰かいるわ!」
メタル
「ロダン・レワークス!」
ロダン・レワークス
「S.T.F.(特殊戦略隊)の新兵か……久しぶりだな」
トシ
「な……なんでこんな所に?」
ファロウ
「そんなことはどうでもいいぜ!俺達は助かったんだ!」
アイス
「ああ、神の助けだわ……!」
ルガード
「これでようやく……」
「荷物を売れる!!」
トシ
「せっかく見つけた宝を持ちきれなくて困ってたんだよな〜」
ファロウ
「どんだけ整理しても、これ以上は無理だったもんな」
ルガード
「もうあとは捨てるしかないって時に、よくぞ現れてくれました」
アイス
「じゃあ、このキュアガントレットとレザーヘルムとフレイルと……」
ディージア
「本当に助かったわ〜。不用な物とはいえ、こんな所に捨てていくよりは売って金に換えた方が断然マシだもんね」
ロダン・レワークス
「………」
トシ
「ロダン・レワークスのやつ、どうやってここまで来たんだろうな……」
ファロウ
「こんなティーラングの本拠地まで来て大丈夫なのかな?」
アイス
「仇のシュリティスはニューシティーに居たのにね」
メタル
「命令違反せずにニューシティーに留まっていれば、簡単に出会えたかもしれないのに……皮肉なものだな」
ルガード
「みなさん、向こうに梯子がありますよ。これを昇れば……」
ファロウ
「やった!ようやく地上に出たぞー!」
ディージア
「はぁ〜、疲れた……ここはどこなの?」
トシ
「俺のマップによると、ニクタリンスの中心部のようだ」
アイス
「中に入れなかったエリアね。一体何があるのかしら……?」
メタル
「これは……」
トシ
「あれ?この像って、ニューシティーやムンクハラマにあったやつじゃないか?」
ルガード
「創造者と書いてありますね。ムンクハラマの物には建造者と書かれていました」
アイス
「ニューシティーの像には、フォーンザンクっていう名前が書いてあったわね。みんな同一人物なのかな?」
ディージア
「……で?ここで行き止まりみたいだけど、何があるの?」
メタル
「見たところ何もないが……」
トシ
「うーん……像を調べても、これといって怪しい物はないぞ」
ディージア
「壊して中を調べられないの?」
メタル
「さすがにそんな大それた事はできん」
アイス
「墓荒らしはするのに……」
ファロウ
「じゃあ、せっかくシャベルがあるんだから、地面の下も調べてみようぜ」
メタル
「それもそうだな……(ザクザク)」
アイス
「あ!何か埋まってるわ!」
ルガード
「これは……ミニチュアの彫像のような……」
トシ
「台座の部分に『TYDNAB
EMYT』って書いてあるぜ……何のことだ?」
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