Wizadry7 プレイ記録 04.赤い紋章の扉

メタル
「町に住む人に色々と聞いてみたが、ダーク・サヴァントやベラについては、大した情報は得られないな」

ルガード
「ドラゴンが海を越えて飛んでいったという噂がありますが、これがベラのことかもしれませんね」

ディージア
「あ、泉があるわ。ちょっと休んでいこうよ」



ファロウ
「泉というか噴水だな。飲料用じゃないみたいだぜ」

アイス
「町の中心が噴水広場になってるのね。ここは爽やかでいい所ね」

メタル
「泉の中央にある像には、いかにも何かありそうだな」

トシ
「でも周囲が泉だから泳がないと中に入れないぜ。公衆広場の噴水で泳ぐのは、さすがに気が引けるぞ」

ルガード
「ちょっと泉に入ってみましたが、危うく溺れ死ぬところでしたよ。我々の水泳技術では、まだ厳しいものがあります」

ファロウ
「異星まで来て、町の広場の噴水で溺れ死ぬなんて、あまりにも恥ずかしすぎる死に方だな」

メタル
「広場の奥には修道院があるぞ。町の中央に位置しているから何かしら重要な施設なんだろう」

トシ
「さすがに修道院で襲われることはないと思いたいけど……一応注意して入るか」



メタル
「セスミンスター修道院っていうのかな」

ディージア
「お邪魔しまーす……中は綺麗ね。ようやくまともな人に会えそうだわ」



アイス
「この人が牧師かしら。この種族はムンクっていうんだっけ……?
MUNK(ムンク)
たくましい体格で、錬金術とマーシャル・アーツに秀でている種族。
彼らは二つの正反対の派閥に分裂している。
一方は"善い"集団で、これはロスト・ガーディアの神聖な伝統を維持しようとする集団である。
もう一方は"暗い森"の集団で、こちらはほとんど無法者同然の生活をしている。
ダーン族の冒涜的信仰の信者たちに対して猛烈な嫌悪感を抱いている。


ファーザー・ルラエ
「ようこそ子供達よ!私はファーザー・ルラエ。汝らが求めるものは傷の癒しか、それとも魂の導きか?」


メタル
「傷は回復の泉で解決するからな……。魂の導きとは?」

ファーザー・ルラエ
「聞かざる者を斬ってはならぬ……行け、そして聖都ムンクハラマへの橋を守るブラザー・ツォーバーの元で、この言葉を繰り返すのだ。……汝の旅は長いものとなるだろう。しかし汝は最初の一歩を踏み出した。そして、次なる歩みの準備をするのだ!」


ファロウ
「何のことかよく分からないけど、一応導いてくれてるみたいだな」

ディージア
「こういう僧侶って、どうしてこう抽象的なことばっかり言うのかしら」

トシ
「とりあえず、ムンクハラマって所に行けば何か分かりそうだな。聖都ってからには色々ありそうな感じがするぞ」

メタル
「では、そろそろ行くか。ようやくあと少しで町を一回りできそうだ」







トシ
「サヴァントガード撃破!この赤い紋章の付いた建物はサヴァントの支配下だっけ」

ファロウ
「相変わらず汚ねー詰所だな……ん?まだ何か聞こえるぞ……?」

ルガード
「Eeep Eeepと聞こえますね」

アイス
「音の発生源はこっちの方から……あ、何か落ちてるわ。これじゃない?」

メタル
「なんだ、その黒いカードみたいなのは?」

アイス
「何かしら?全く見当が付かないわ」

ディージア
「カードに何か書いてあるわよ」



ファロウ
「ETX:BYYR……ますます分からねーな……ま、一応持っておくか」

ルガード
「じゃあ次は警察管区に行ってみますか。銀行で見つけた死体の報告もしなくてはいけませんし」

トシ
「むしろ不法侵入と窃盗をしてる俺達が逮捕されてもおかしくないだろ」

メタル
「確かこの辺の建物だったような……」




ファロウ
「ん?何か言ったか?」

トシ
「この建物の中から聞こえてきたぞ。『ここから出してくれ』って……」

ディージア
「この建物は警察の建物でしょ?でも扉に赤い紋章が付いているわ」

メタル
「ということは、ここもダーク・サヴァントの管轄下……中の者はサヴァント兵団に捕まったということか……?」

アイス
「窓から覗いてみたけど、中にはサヴァントの兵士がいるわ」

ディージア
「だったら助けてあげようよ!どうせあいつらじゃ不当逮捕に決まってるわ!」

ルガード
「警察管区まで制圧されてしまったとは、治安が悪いわけですね。では中に入って蹴散らしましょうか」

ファロウ
「よっしゃー!覚悟しやがれサヴァント共!」



メタル
「ちょっと数が多いな……このサヴァントトルーパーは、ガードよりも上級の兵士のようだぞ」

アイス
「アシッドスプラッシュ!鉄のような体だからか酸の呪文はよく効くみたいよ」

トシ
「キック!キック!!キック!!!……いてて!こいつら堅いんだよな〜」

ディージア
「さすがに剣の扱いにも慣れてきたわ。はい、撃破!」

ルガード
「マジックミサイル!……よし、これで全部倒しました!」

メタル
「倒れたサヴァントの兵士が蒸発して消えていく……。こいつらは明らかに人間ではないな……」

ファロウ
「では奥の部屋に……あれ?扉が開かない。こりゃピッキングでも無理だぜ」

メタル
「そこの壁に何か付いてるぞ。開閉スイッチか?」



トシ
「赤、青、黄、のボタンか……これが開閉スイッチになってるみたいだけど、どうやって使うんだ?」

ディージア
「どうするの?門番も倒しちゃったから使い方は聞き出せないわよ」

アイス
「さっき見つけた、このブラックウエハー……もしかしたらこれを使うんじゃないの?」

ルガード
「そういえば怪しいですね。同じサヴァントの管内にあった物ならば何か手がかりがあるかもしれません」

ファロウ
「こいつどこかに差し込むのかな?でも、どこにも差込口は見つからないけど……」

アイス
「カードに書いてある文字BYYR……わかった!B(lue) Y(ellow) R(ed)のことだわ!この順番にボタンを押せば……」

メタル
「開いた!」

ディージア
「やったー!すごーい!」

アイス
「でもこのブラックウエハー、たまたまメモ帳代わりに使われてたみたいだけど、本当の使用方法は何なのかしら?」

メタル
「さて、中は牢獄みたいだな……」

ファロウ
「お、通路の隅に鍵がある。これで牢が開けられるぜ」

トシ
「(ガチャリ)おーい、助けに来たぞー」



ルガード
「彼が壁越しに助けを求めていた者のようですね。どうやらゴーン族のようです」
GORN(ゴーン)身体は筋骨隆々、その上白兵戦に秀でているゴーンは、ロスト・ガーディアの原住民の中では最強の軍事集団である。彼らは自分たちの種族に対して徹底した忠誠を誓うことで知られている。
たとえ他の種族と一緒にいても、私生活に関してはかたく口を閉ざし決して話そうとはしない。
とりわけ、彼らの秘密の城の位置に関しての機密度は高く、それが存在していることこそ知られているが、ゴーン自身はその名すら口にすることはなく、いまだに誰一人その位置を確かめたものはいない。
ムンクとダーンの二つの種族が惑星を分裂させるような戦争を起こさないのは、ひとえにその間に強い軍事力を持つゴーンが存在しているからである。


ディージア
「うわ〜凶悪な顔ね。これは不当逮捕じゃなかったかもよ」

メタル
「人を見た目で判断するなと言っているだろう!姿が異なるとはいえ、同じ人間として尊重した態度を取るべきだ!」

ディージア
「だって…こいつ明らかに凶器持ってるわよ!」

メタル
「逆に考えれば道具を扱うだけの知能はあるということ。コミュニケーションが通じる可能性は高い」

ボエリガード大尉
「助かった、借りができたな。私はボエリガード大尉だ。オルゴグレ城を探るスパイ共と裏切り者のせいで……おっと…ゴホン!とにかく……衛兵が来る前に逃げよう」


メタル
「オルゴグレ城?」

トシ
「とりあえず、彼の言うとおり牢獄から出ようぜ。衛兵が来たら厄介だ」







ファロウ
「この辺まで来れば大丈夫だろう。じゃあ話の続きでも……」

トシ
「あ!いない!」

アイス
「近くを探してもいないわ」

ルガード
「別の方向に逃げてしまったみたいですね」

ディージア
「あいつ、助けてもらったお礼もせずに逃げるだなんて最低な奴ね!」

メタル
「しまったな……もうちょっとあの場所で色々と話しておくべきだった……」

ルガード
「仕方ありません、町を歩いてればそのうち見つかるかもしれませんから、別の場所へ行きましょう」

アイス
「あと行ってない場所は……」

メタル
「警察管区の隣にあった赤と黒の紋章の付いた扉の建物は、部屋の中の扉を開くために何かが必要な感じだったな」

ディージア
「じゃあ残ったのはこの建物ね」



トシ
「この建物は図書館って書いてあるけど、例の赤い紋章が扉に付いてるぜ」

ルガード
「しかし……中に入っても誰も出てきませんね……」

メタル
「多少寂れてはいるが普通の図書館みたいだな」

アイス
「誰も使ってないみたいね。本に埃が積もってるわ」

ファロウ
「そんな中、いち早く異彩を放つ本を発見!これはきっと重要な何かがある!」

アイス
「あ!」

ファロウ
「どうした?他にも何か見つけたか?」

ディージア
「うしろうしろー!サヴァントの兵士が立ってるー!」

ファロウ
「うおお!!いつの間にこんな所に!」

トシ
「あれ?……でも動かないぞ……?」

メタル
「……ピクリともしない……死んでるんじゃないか……?」

ディージア
「相変わらず不気味な奴ね……」

ファロウ
「そこにある本を取りたいんだけど……気づかれずに抜き取れるかな……?」



ルガード
「じゃあゆっくり近づいてみましょう……」

アイス
「反応しないわ」

ファロウ
「じ……じゃあちょっと触ってみるか……」

アイス
「反応しないわ」

トシ
「じ……じゃあちょっと蹴ってみるか……」



ディージア
「バカッ!そこまでする必要なかったでしょ!」

トシ
「す…すまん!つい調子に乗っちまって…!」

ルガード
「他のガードよりも強いですね。単体とはいえ油断はできませんよ!」

アイス
「アシッドスプラッシュ!」

メタル
「とうっ!……お、やったぞ!クリティカル!当たり所がよかったみたいだ」

ファロウ
「ふう、じゃあこの赤い本を……と」

メタル
「アイデンティファイの呪文で識別してみよう……『寓話の本』か……」

アイス
「長そうな本だから、暇な時に私が読んでおくわ」

ルガード
「では隣の部屋にも入ってみましょう」



ワンダーランド
「イーッ!!誰だ!何で静かに仕事をさせてくれんのだ!?町の設計図ならさっき渡しただろう!一人にしておいてくれ!」


トシ
「ネ……ネズミ……?いや、ラツキンか……何かヒステリックだな」

アイス
「ここの館長かしら?」

ディージア
「ネズミが館長〜?そんなわけないじゃない。どうせ本をカジってるだけでしょ」

メタル
「人を見た目で判断するなと言っているだろう!姿が異なるとはいえ、同じ人間として尊重した態度を取るべきだ!」

ディージア
「だって……メガネかけてるけど上半身裸よ!何かがズレてるわ!」

メタル
「ネズミというのは意外と賢い生き物だ……。機嫌を損ねないようにコンタクトしなくては……。チーズとかないかな?」

トシ
「実はお前もあんまり尊重してないだろ」

ワンダーランド
「私はワンダーランド教授だ。我々の歴史の記録を綴っている」


メタル
「歴史?どういったことを?」

ワンダーランド
「オールドシティの歴史!かつては、全ての者がオールドシティに住んでおった!そこで聖なる石の掟を守っていたのだ!しかし次第にその掟の解釈が(中略)そして争いが(中略)しまいには独自で石を造り(中略)」


ファロウ
「(話なげーな……)」

トシ
「(これだから学者ってのは……)」

メタル
「(……)」

ワンダーランド
「やがて本物の聖なる石は忘れられ(中略)人々はオールドシティから離れて(中略)さらに戦が(中略)そして数百年後、ハイガルディと名乗る集団が現れ(中略)ずっとオールドシティで暮らしていたと言い高い文明を持ち(中略)そしてその力を分かち合いニューシティーを築いた(中略)ハイガルディは突如消えて(中略)」


アイス
「(えーと…分からなくなってきたわ……)」

ディージア
「(ちょっと!早く切り上げようよ!)」

ルガード
「(早まったことをしましたね……)」







アイス
「長い話だった……しかもあんまり内容を覚えてないわ……」

メタル
「この赤い本のことも教えてくれなかったし、他に大した情報も得られなかったな」

トシ
「お、あいつは……!」



ディージア
「またゴーンスピアマン?この辺よく出没するわね」

ルガード
「さっき牢獄で助けたボエリガード大尉ですよ。やはりこの町にいたようですね」

ファロウ
「お礼でもくれるのかな?」

ボエリガード大尉
「……」


アイス
「むしろ、また何か助けを求めてるみたいよ?」

メタル
「とりあえず話を聞いてみようか」

ボエリガード大尉
「実は……我々のゴーン帝国の崩壊を画策する者がいるのだ……」


トシ
「そういえば、牢獄で会った時にも裏切り者がどうこう言ってな」

ボエリガード大尉
「我等は強力な軍事力ゆえ、かつてのムンク族とダーン族との間での戦争にも生き残った。しかし、最近現れた新しい勢力が再び戦争を起こそうとしている……」


ルガード
「おそらくダーク・サヴァントでしょうね」

ボエリガード大尉
「私は、奴等がオルゴグレ城を見つけ出す前に、裏切り者を見つけ出さなくてはならない」


メタル
「ゴーン族の秘密の要塞オルゴグレ城か。その場所はゴーン族のみが知るというが……」

ボエリガード大尉
「そこで君達に、オルゴグレ城にいる我等の王に警告をして欲しいのだ。『ダータエン同盟は破られた』と言えば、王は理解するはずだ」


アイス
「ゴーンの王様に……」

ボエリガード大尉
「ニューシティーの東出口から道を北に歩けばゴーンの領土に着く。そこで国境を警備しているガリエラ卿に、この手紙を渡せば領内に通してくれるだろう」


ファロウ
「なんだか面倒そうな頼み事だな」

アイス
「でもダークサヴァントも関わってるみたいだし、私達にも無関係じゃないわ」

メタル
「一族の王に恩を売っておけば色々と便利かもしれないしな。よし、引き受けよう」

ディージア
「相手が王様なら御礼の方も期待できそうね」

トシ
「じゃあ、準備が整ったら出発だな」

ルガード
「この町でも入れない場所などまだありましたが、旅を続けるうちに手がかりが掴めるでしょう」


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