Wizadry7 プレイ記録 02.任務遂行、そして……

ルガード
「トラモンテンの森というのは、我々が最初に宇宙船から降ろされた辺りのことみたいですね」

メタル
「こんな広い森に潜んでるスパイを探すなんて、そう簡単にはいかなそうだぞ」

ファロウ
「ここに巣食ってる奴等はやけに強いからシラミつぶしに探すのも危険だな。何か手がかりとかないもんかな……」

アイス
「見て!道の突き当たりに何かいるわ!」



トシ
「しまった……!!いきなり囲まれたぞ!!もしかしてこいつらがティーラングのスパイじゃないのか……?」

ルガード
「こんなにあっさり見つかるとは……」

ディージア
「これがティーラング……蜘蛛みたいで不気味な奴ね。さっさと駆除しちゃおうよ」

メタル
「人を見た目で判断するなと常々言っているだろう。たとえ虫のような外見をしていても、異なる文化を持つ種族として尊重するべきだ」

ディージア
「え〜?どう見ても悪役よ?まあ、かといってアンパニが正義の味方って顔にも見えないけどさ……」

メタル
「まずは彼らの言い分を聞くことが大切だ。一寸の虫にも五分の魂と言うだろう」

トシ
「というか、もう既に襲われてるぞ」



ルガード
「話し合いも通じないようでは仕方ないですね。私のファイアボールで焼却します!」

アイス
「私達がアンパニ軍に所属してるからかな?」

ファロウ
「てやっ!……なんだ、こいつら弱いな。森にいる昆虫の方がよっぽど強いぜ。よくこんな危険な所に潜んでられたもんだ」

メタル
「これがティーラングか……。話す間もなく殲滅してしまったが、果たしてこれでよかったのか……」

トシ
「いいんじゃないのか?アンパニはティーラングと激しく対立してるっていうから、悪いようにはされないだろ」

アイス
「じゃあバルブラク軍曹に報告しに行きましょう」







バルブラク軍曹
「よくやった!ヤモ将軍にも報告しておこう!」


トシ
「ヤモ将軍?アンパニ軍のお偉いさんかな?」

バルブラク軍曹
「任務成功の報酬として500ゴールド、さらにティーラング撃破のボーナスとして5000ゴールドを支払おう


ファロウ
「うほっ!こんなにくれるのか!」

メタル
「で……次の仕事は何かあるのか?」

バルブラク軍曹
「このカードを使い、ハイパワーマー・ステーションからニューシティーへ行ってくれ。そして、そこにいるロダン・レワークスに、このヤモ将軍からの文書を届けてほしい」


アイス
「は……はいぱわー……?」

ルガード
「そのように書かれた建物が確かありましたよ」

ディージア
「やったー!別の町に行けるわ!この町はサイ男ばっかりで景観がよくないのよね」

バルブラク軍曹
「あんまりブラブラと長居しないようにな。あと、くれぐれもロダンの前でティーラングのことは話すなよ」


メタル
「わかった。じゃあ早速行ってみるか」

ルガード
「ふむ……この書簡を読んでみましたが、ヤモ将軍からロダン・レワークスとやらに対する指令のようですね。今後の作戦のために、指示があるまで絶対に動くな……といった内容のようです」

ファロウ
「勝手に重要な手紙を読むなよ……」

ディージア
「でも別の町に行くのに、なんで町の中にある建物に入るの?」

トシ
「さあ?そこで道を教わるとか……実は地下でつながってるとか……そんなとこじゃないか?」

アイス
「着いたわ。ハイパワーマーステーション」

メタル
「受付が誰もいないな……このカードを誰に見せればいいんだ?」

ディージア
「扉に付いてる灰色の箱に、ちょうどカードが入りそうよ」

ファロウ
「あ、ほんとだ!カードを入れたら扉が開いたぞ!すげー!」

トシ
「でも中には誰もいないし何もないぞ。ここでどうすればいいんだ?」

ルガード
「このあからさまに怪しいレバーを操作してみるしかないでしょう。(ガチャン!)」



メタル
「あまり中の物を勝手にいじるなよ……ん?なんだ……この音は?」

ディージア
「なんだか部屋がオレンジ色に発光してるけど……やばいんじゃない?」

アイス
「……光と音が消えたわ……。何だったのかしら……」

ファロウ
「気のせいかちょっと部屋の様子が変わったような……」

ディージア
「あ!ちょっと見てよ!出口の先が見た事もない別の部屋に変わってるわ!」

メタル
「どれどれ……うわっ!!」



トシ
「ビックリした!突然何者だよコイツ!」

メタル
「こいつは……他のアンパニとはちょっと違うぞ!俺もアンパニの見分けがつくようになってきたようだ」

ディージア
「服が違うだけじゃない?」

ロダン・レワークス
「S.T.F.の新兵か。突っ立ってないで命令書を寄こせ!」


ファロウ
「こ……こいつがロダン!ってことは……ここはニューシティー!?」

ルガード
「あの装置で瞬間移動したのでしょうか……。仕組みは分からないですが凄いですね」

メタル
「と……とりあえず将軍からの書簡を渡そう」

トシ
「にしてもスゴイ勲章だな。きっとアンパニ軍ではかなりの地位だぜ」

ロダン・レワークス
「ふむ……ティーラング・シュリティスの野郎がこの星にいると……願ってもない幸運だ!父上……今こそ仇を取りますぞ!おい、ヤモには俺は復讐に行ったと伝えておけ!」



………・(バタン!)………・


アイス
「……部下を引き連れて行っちゃった……。何だったのかしら……?」

トシ
「そういやティーラングのことは口にするなって言われてたっけ。父親をティーラングに殺されてたみたいだな……」

ファロウ
「でも将軍からの書簡にティーラングのことが書いてあったからなぁ……。俺達のせいじゃないぜ」

ルガード
「ああいった単純直情型は軍の上層部には向きませんね」

メタル
「一応任務は果たしたが……とりあえずバルブラク軍曹に報告するか」







バルブラク軍曹
「ご苦労だった。無事に戻ったところを見ると、ロダン・レワークスは喜んでくれたみたいだな」


メタル
「無事に……?どういうことだ?」

バルブラク軍曹
「この任務に志願する者は他にいなかったのだ。任務を逃れるために金を出した者もいる。正規の報酬は350ゴールドだが、有志からの寄付と合わせて8170ゴールドを報酬として与えよう」


ファロウ
「うほっ!こんなにくれるのか!」

トシ
「というか、あいつに手紙を渡す任務ってそんなに危険だったのかよ……」

ディージア
「でも、あのロダンとかいう奴、命令を無視して勝手にティーラング討伐に行っちゃったわよ。これでよかったの?」

アイス
「むしろ手紙を渡したのは逆効果だったわね」

ルガード
「どうでしょう、そろそろ資金も充実してきましたし、ここらで本格的にこの星の探索をしませんか?」

メタル
「そうだな……聞いた話では、さっき行ったニューシティーはこの星で一番の町みたいだし、そこで情報を集めてみようか」

ファロウ
「え……?ヤモ将軍への報告はどうするんだ?」

ディージア
「そんなの後回しでいいでしょ。アンパニ共にコキ使われるために、わざわざこの星まで来たんじゃないし」

ルガード
「同感ですね。あまり彼らに深く関ると、対立しているティーラングからも敵視されそうです。ティーラングもこの星で大きな勢力を持っているというから、上手く立ち回った方が得策だと思います」

トシ
「もうスパイを殺しちゃったけどな」

アイス
「じゃあ次はニューシティーね。安全な所だといいけど……」







ファロウ
「このニューシティーって、広いけど何か寂しい感じの町だな」

ディージア
「そう?店もいっぱいあるし、アクパイルよりは楽しそうじゃない」

ルガード
「さっきから町でよく見かけるサヴァントトルーパーという者は、この星に来る前に聞いた宇宙の帝王ダークサヴァントの部下かもしれませんね。ということは、ダークサヴァントもこのガーディアに辿り着いたということですか……」

サヴァントトルーパー&ガード


メタル
「それにしても建物が多くて迷ってしまうな。トシ、マップを見せてくれ」

トシ
「……ほらよ」



アイス
「このマップ見づらい……。壁の境界線を書いてないから、通路と建物の区別がつかないわ」

ルガード
「どうしてこんなセンスのない地図を描くものですかね」

ディージア
「ほんと、前回の冒険で何を学んだんだって感じよね」

トシ
「……くっ……黙って聞いてれば………!」

メタル
「ざっと回ったところ、武器屋、防具屋、宿屋、魔法屋……などなどが見つかった。他によく分らない建物もいっぱいあるから、どこから行くべきか迷うな」

ファロウ
「そういや、ちょっと聞いたんだが、町の西はずれに初心者用のダンジョンがあるらしいぜ」

ディージア
「初心者用?なんでそんな都合のいいダンジョンがあるのよ」

ファロウ
「知るかよ。でもこの町の近くだっていうから、行ってみるのもいいんじゃねえの?」

メタル
「じゃあ、取りあえずそっちに行ってみようか。この門から出て道沿いに歩けばいいんだな?」

ディージア
「ふーん、町の外にあるのね。まあ、この辺りはアクパイルに比べれば命の危険を感じることもないし、ちょっとブラブラしてみるのもいいかもね」

トシ
「確かに、襲ってくる虫や鳥も随分と大人しいもんだな。久々にリラックスして歩けそうだ」

アイス
「外も自然がいっぱいだし、ハイキング気分ね」

ルガード
「おや、森の茂みから誰かが出てきましたよ。我々のようにハイキングをしている人達ですかね。挨拶していきましょうか?」



メタル
「こいつ等はラツキンの野盗だ!」
RATTKIN(ラツキン)
ラツキンはロスト・ガーディア中の森や町を縄張りにしており、不用心な旅人を襲う盗賊である。
基本的には盗賊だが、時には略奪した物の買い手を探すこともある。
噂では金のためにスパイ行為に手を出しているとも言われている。
その痩せた体格と恐るべき足の速さ、さらには道徳心の欠如をもってすれば、ラツキン以上にこういった仕事に向いている種族はない。


アイス
「数が多いから呪文で一掃するわ!」

ファロウ
「ファイアボール!……なんだ、一発で倒れるぞ」

トシ
「一匹の強さは大した事ないな。集団で行動してるだけあるぜ」

ディージア
「えいッ!これで全部おしまいよ。私達を襲うなんて運が悪かったわね」

メタル
「まったく、油断も隙もない……ん?今度は何だ……?」



謎の女性
「オハヨ、星々から来た者達よ、ガーディアへようこそ!今こそクルセイダー到来の時!運命に打ち勝つのだ!」


アイス
「え?空から……?」

トシ
「カ……カッコイイ!」

謎の女性は挨拶だけすると、再び空に飛び立っていった。

ファロウ
「いいな〜、あの乗り物……」

ルガード
「もしや……今のがヘラゾイド……!」
HELAZOIDS(ヘラゾイド)
ロスト・ガーディアの原住民の中でも、もっとも不可思議な種族。
風変わりなフライングマシンに乗って鳥と共に空を飛ぶその姿は、常に様々な想像の対象となっている。
そのフライングマシンは魔法と幻覚の仕業と信じる者もいるが定かではない。
滅多に見られることはなく、種族に関する情報、現在どの程度の数が存在しているのかなども全く分っていない。
また、ヘラゾイドが集団生活を送っているという証拠も今のところ存在しない。


ディージア
「え?あれ宇宙人なの?他のサイやネズミや蜘蛛の亜人間達と比べると、随分恵まれた外見ね〜」

アイス
「この星にはいろいろな種族が暮らしているのね」

メタル
「さて……色々あったが着いたぞ。ここがきっと例の初心者用のダンジョン、スターターダンジョンだろう」




←プレイ記録01へ   プレイ記録03へ→