Wizadry6 プレイ記録
09.山頂
大渓谷 南部
メタル
「また渓谷に出てしまったぞ」
ルガード
「ここはまだ行っていないエリアです。上下の階で立体的に入り組んでいるから、現在地を把握するだけで一苦労ですね」
アイス
「あそこの崖っぷちに何かあるわ」
トシ
「何かの装置みたいだな。これは…カタパルト(投石器)か?」
ルガード
「崖の向こう側に的みたいなのが見えますよ。明らかに、この投石器で狙って弾を当てるためのものでしょうね」
メタル
「カタパルトは壊れて動かないみたいだ。この歯車と、ゴム紐の部分がもうダメになっている」
ファロウ
「さっき別の場所で見つけた壁のスイッチも動かなかったよな。誰もメンテナンスしてないみたいだな」
アイス
「さっき鉱山でいっぱい戦った植物が落としたゴムの糸が使えないかな?こうやって4つ合わせれば丈夫なゴム紐になるよ」
メタル
「ナイスだ!あとは歯車か…鉱山の中にいた食事と修理のスミッティーにでも聞いてみようか」
ディージア
「山の上で拾った重い岩石も、ここで使えそうね」
一行は鉱山のスミッティーの所へ向かう。
トシ
「1000GPで直してくれるみたいだぜ」
ルガード
「たかが修理で武器や鎧の販売額より高いとは…完全に足元見られてますね」
メタル
「まあ金ならある。早速直してもらおう」
ファロウ
「さっきから激しいんだけど、歯車って、もっとこう、繊細なものじゃねーのか?」
ディージア
「しくじったら損害賠償を請求するわよ」
無事歯車の修理は完了。
一行はそれを持って再度カタパルトの場所へ向かった。
ファロウ
「お、ピッタリはまったぜ。これで動くんじゃねーのか?」
ルガード
「で、これはどうやって動かすのです?」
アイス
「正しい操作の順番があるみたいね」
メタル
「所詮投石器だから何となく分かりそうなもんだ。こうやって岩をセットしてバンドを引いて…」
ディージア
「あ!飛んだ!」
ルガード
「おお!苦労して運んだ大岩がいとも簡単に…」
トシ
「でも的は外したみたいだ。もう一回やってみようぜ」
ファロウ
「こういった事に関しては俺に任せてくれ」
ディージア
「前にも言ったけど、そもそもあんた投擲0でしょ?まあいいけど…」
ファロウ
「こういうのは空間把握能力ってやつが重要なんだよ。スキルとかそういう問題じゃない。感じるままに的を狙ってバンドを引き絞り…発射!」
アイス
「外れたわ」
ファロウ
「ぐぬぬ…。もう一度!ソイッ!!」
ルガード
「今回もあらぬ方向に飛びましたね」
ディージア
「岩はあと1個よ。次ハズしたら、ファロウ1人でさっきの山に登って岩担いできてね」
ファロウ
「プ…プレッシャーが…」
ファロウ
「…ハアハア、やはり俺はやればできる子だった…」
トシ
「当たったのか?」
メタル
「おお、崖に橋が架かったぞ!」
ルガード
「大げさな設定の割に、地味でありきたりな展開なのは、いささか肩透かしを喰らいますね。もう少しサプライズが欲しいところです」
ディージア
「いいから早く行くわよ」
アイス
「先に進めたのはいいけど、またすぐに行き止まりになっちゃったよ?」
トシ
「また足場のある崖が見えるんですが…」
メタル
「仕方ない、登るぞ」
ファロウ
「げぇッ!また!?」
大渓谷 中央部崖の上
トシ
「つ…疲れた…。これで登りきったか?」
アイス
「上に家があるわ!」
メタル
「『ジャイアント・グリン兄弟の家』って書いてあるのか…?変な言葉で読みづらいが…」
ディージア
「どうせロクな兄弟じゃないわ」
ルガード
「まあ、ここまで来たんだし、とりあえず中に入りましょう」
メタル
「こいつが家主のグリン兄弟か。話す余地もなさそうだな」
トシ
「問答無用で戦闘か!本当に予想通りの展開だぜ」
アイス
「新呪文デッドリーポイズン!」
ディージア
「あ、死んだ」
ルガード
「イチコロですね」
アイス
「もう一発!」
ファロウ
「もう片方も一発で死んだぜ」
トシ
「何という見かけ倒し…」
グリン兄弟を一撃で葬り、家の中に入る。
メタル
「この家、やけに狭いくせに2階があるのか」
ディージア
「あれ、何かしら…」
ルガード
「ロックガーディアン…と名乗っています」
ディージア
「『石を探しに来たのか』…だってさ」
トシ
「探しに来たっつーか、俺達って家主を殺して部屋の中を物色してるだけの強盗だよな」
アイス
「石って、さっき鉱山で魔法使いのヘビが言ってたジェムのことじゃない?」
ルガード
「城の地下の髑髏の扉に必要な物ですね」
メタル
「きっと何かを知っているんだろう。答えは『YES』だ!俺たちは石を探しに来た!」
ファロウ
「おいおい、ロックガーディアンが襲いかかってきたぜ!」
トシ
「やっぱ強盗はNGか!」
ルガード
「仕方ないですね、こんなところでボス連戦ですか」
メタル
「さすがに石だけあって硬い!刃が徹らないぞ」
アイス
「でも、酸の呪文・アシッドスプラッシュが良く効くわ」
ディージア
「召喚したスードゥドラゴンの酸ブレスも効果的ね。あ、倒した」
トシ
「何か落としたぞ。これは…ルビーかな?」
ファロウ
「これが、その石ってやつか?」
その後、一行は巨人の家の中にあった『出口に戻る』と書かれたスイッチを押し、再び渓谷に戻った。
アイス
「降りは楽でよかったね」
メタル
「行き止まりの通路はツルハシで崩れたぞ。渓谷の入口に戻れたみたいだ」
トシ
「先に進む道も開いたけど、どうする?」
ルガード
「さっき手に入れたルビーを髑髏の目の部分に嵌めるとしたら、あと一つ宝石が必要ですね。この先にあるのでしょうか?」
ディージア
「いったん戻って装備を整えようよ。みんな武器スキルがマックスになってるから、別の武器も鍛えた方がいいんじゃない?」
メタル
「俺は結構色々使ってるんだがな。まあ鍛えて損はないだろう」
ファロウ
「あと、まだ渓谷の中央部だけマップが埋まってないけど、どこから入るんだろうな?周囲は全部探したのに入口が見つからないぞ」
ディージア
「途中で見つけた錆びたスイッチじゃないの?怪しいポイントといえば、そこしかなかったと思うけど」
アイス
「でも、結局どうやって作動させるのか分からないし…」
メタル
「どこか別の場所に作動スイッチとかあると思ったんだがな。アイテムを使って作動させるのかな」
トシ
「みんな、閃いたぞ!前にクィークェグからしつこく勧められて買ったミスティックオイルだよ。あれを使えば錆が取れるんじゃないか?」
ルガード
「なるほど!冴えてますね。伊達にマッピングばかりしてるわけじゃあないみたいですね」
トシ
「(マッピングは関係ないだろ…)まあ、とにかく行ってみよう」
大渓谷 南東部
鉱山のドワーフ・スミッティーの所で装備を整えた後、錆びたスイッチのある所へ向かった。
メタル
「おお!錆が落ちたぞ!」
トシ
「やった!思った通りだ!」
ファロウ
「でも中に何か書いてあるぜ。なになに…」
アイス
「スイッチの操作方法が書いてあるみたいね。ワインダー始動の前…安全装置をかけて…トラスト…?…ポンプの処理に異常のない場合……」
ディージア
「何言ってるのか意味が分からないわ。ユーザビリティってやつが足りないんじゃない?」
ルガード
「INTが9しかないことを差し引いても、もうちょっと理解する努力をするべきじゃありませんか?」
ディージア
「キーッ!!」
メタル
「(パチン!)よし、複雑だったが作動したぞ。橋が架かった」
ファロウ
「さっすが!じゃあ先に進もうぜ」
トシ
「マップが埋まっていく!何という快感!」
メタル
「…よかったな」
トシ
「ん?もう行き止まりか。あれ…?また崖みたいなのが見えるぞ」
ファロウ
「ま、また登るのか…」
何度も落ちながら、計3回に及ぶ崖の登攀を繰り返し、一行は頂上へ辿り着いた。
ファロウ
「うう…もう崖は嫌だ……」
トシ
「岩壁の中に宝箱があるぞ!」
ルガード
「これは…キャプテンが隠した財宝です!」
ディージア
「本当に記述通り山の中に隠してたのね!」
メタル
「スイッチは錆びてたのに、どうやってここまで来て隠したんだろうな」
ファロウ
「では早速開錠をば…って、あれ?罠がかかってない」
ディージア
「え?からっぽ…なの?」
アイス
「宝箱の中に書置きがあるわ。『情報ありがとう クィークェグ』ですって。感謝の気持ちの粗品も入ってるわ」
トシ
「そういえば、あいつに宝の在り処を教えたっけ…」
メタル
「しかも本当に『粗品』としか表示されないアイテムが入ってるぞ」
ディージア
「なんなの、完全に無駄足だったってことじゃない!」
大渓谷 北西部
ファロウ
「じゃあ、奥に進もうぜ」
トシ
「なんだか、この先って墓とか死体とか転がってるんだけど…やだなぁ…」
メタル
「出てくる敵もゾンビばかりだ」
アイス
「私の毒魔法はあんまり効果ないみたい」
ディージア
「ここは私の出番ね!ディスペルアンデッドの呪文できっちり成仏させてやるわ!」
ファロウ
「おお!似合わない技を覚えたもんだな」
メタル
「武器を手裏剣にしてみたんだが、これ弱いなぁ…。手裏剣っていったらおまえ、かつては三種の神器と呼ばれてだな…」
ルガード
「私のクロスボウも、かなりイマイチです。とはいえ、現状ではあまり良い武器がないので、これでいくしかないのですが」
アイス
「ここから先は、敵がますます強くなりそうよ。死なないように注意していかないとね」
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