Wizardry #3 プレイ記録
外伝 ロード・オブ・ミリオン 05
その後も順調に敵を倒し続ける。
ブレスを吐く敵がファイアドレイクしかいないため、先制攻撃を受けてもそうマズイことにはならない。
そのファイアドレイクから、2個目のトロルの指輪を入手した。
ますますついてる!
でも、このシナリオって何かランダムエンカウント率が高い気がするから、緊急体力回復のために歩き回るのもそんなに安全じゃないんだよな。
他にも、カマキリの小手やプレートアーマー+2なども手に入り、ますます装備が充実していく。
本当にやばいのは直接攻撃ではなく呪文攻撃なのだが、死ぬ確率は確実に下がっているだろう。
とはいえ敵も雑魚ばかりではなく、たまには大物が出てくる。
ミフネとサムライのパーティーは、この階でも危険な相手の一つだ。
マハリトやカティノを唱えてくるサムライの集団は、マダルトでも倒しきれないHPを持つため、ある意味メイジ以上に危険だ。
そのため、どうしてもまずはサムライに集中攻撃をかけることになるが、ミフネ自身もマハリトを唱えたり高い攻撃力で攻撃してきたりと危険な奴である。
敵の出現数が多いので逃走も失敗する可能性が高く、かなりイヤな相手であろう。
今回戦った時には2ターンかけてお供のサムライを退治したが、こちらもかなりのダメージを負ってしまった。
幸いこの後ラカニトが効いたため死者は出さずに勝利できたが、このように紙一重の戦いも度々起こるので、あまり猪突猛進すぎるのも危ないかもしれない。
その後、経験値が高くて比較的安全なオーガキングやヒドラなどが立て続けに出てきたので、一気に稼ぐことができた。
ここでHitがレベル12となりディアルマを覚えたため、回復がかなり楽になる。
しかし、これだけ戦ってようやくレベル12か……。
つくづく、このシナリオはレベルが上がらないな……。
一度、フェイトスピナーと戦った時にモンティノが効いたので無限増殖してやろうと思ったが、あまりに仲間を呼ばなかったので面倒になって倒してしまった。
もうちょっと頑張ってればよかったかな。
その後、ツキが落ちたか牙大王とHitが相次いでエナジードレインを喰らってしまう。
これだけACを下げても当たる時は当たるもんだ。
しかし、この段階まで来たらさして影響はない。
レベルなんて飾りです。エライ人にはそれが分からんのですよ。
牙大王は大気の護符を使ってるだけだし、弱勇者Hitの直接攻撃など元々当てにしていない。
気にせず戦いに明け暮れる。
さらに3往復ほど巡回し、現在の資金は約81万ゴールド。
もう一息といったところか……
あっ!!
これって装備売り払えばいいところいくんじゃないの!?
ざっと概算し、確信を得た後にボルタック商店へ行く。
プレートアーマー+2、大気の護符、トロルの指輪、黄金のティアラ……苦難の旅を共にした品を次々と売り払う。
そして………
100万ゴールド達成。
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Hit
「じゃあ分配するぞ。取り分はそれぞれ250313Gだ」
Hit
「シャミノ、かなり人生棒に振った感じだけど、最後にはレンジャーみたいになれてよかったな」
シャミノ
「ああ、もう俺の青春時代は戻ってこないが、強くなれたし堂々と国に凱旋できそうだ」
Hit
「牙大王は息子さんがいるんだっけか?長くつらい旅だったが、家族と会えるというのはいいもんだな」
牙大王
「うむ。これを元手に事業でも始めるとするかな……。みんな世話になったな。いつでも遊びに来てくれ。一族で歓迎するぞ」
Hit
「リフ……結局、傷薬よりも回復力のある呪文は覚えなかったけど、お前がいなかったら今回の目的は果たせなかったよ」
リフ
「これだけの大金があれば、コネでどんな教会にも就職できそうです。こちらこそ感謝いたします」
Hit
「じゃあ、みんな!故郷へ帰っても元気でな!」
シャミノ
「あんたはどうするんだ?」
Hit
「俺か?俺は……この町に残るよ」
リフ
「まだ王女との逆玉の夢を諦めていないのですか?」
牙大王
「帰る所がないのなら、牙一族として迎えてやってもよいぞ」
Hit
「いや、違うんだ……。俺の探求の答……それがこの町にある気がしてな」
Hit
「富や名誉を得ること、家族と共に暮らすこと、毎日を無事に過すこと、それぞれ確かに幸せと言えるものであり、人は皆それを求めていると思う。
だがこの迷宮はどうだ?富と名誉は何の役にも立たず、家族も安全な生活も程遠い。
しかしながら、この迷宮に惹かれ続ける人々がいることも、また事実だ。それは何故だろうか?
思うに、人間というのは幸福とは別のもう一つのものを求めているんだ。暗闇を歩くこと、死線をくぐり抜けること、未知なる物に触れること……これらの幸福と反する事柄に喜びを感じるからこそ、人間はここまで発展することができたのではないだろうか。
そして、人間の欲望や満足感が満たされることなく、未だに真の安息を得られていないことも、そのことに起因しているように思う。
この町は、そういった言わば一般的な幸福と反するもののみが凝縮された場所だ。
だからこそ、人間が真の充足感を得て更なる高みへ上るための手がかりを探す場所としては、うってつけの場所ではないかと俺は考えるんだ。
果て無き探求となりそうだが、このもう一つの幸福と言うべき物の正体を、より深く理解できるかもしれない……。
このことは俺1人で模索するよ。皆の幸福を邪魔するわけにはいかないしな。
……おっと、話が長くなっちゃったな……。
もうそろそろ、みんな出発の時間だ。
じゃあ、またいつか会う時があったら、よろしくな。
みんな、さようなら!」
ウィザードリィ3 リルガミンの遺産 外伝 ロード・オブ・ミリオン 〜完〜
4人の100万Gへの道のりも無事終了となりました。
ほぼ未使用のキャラクターをそのままにしておくのが勿体なかったのと、本編の方でほとんど6階での戦闘をしなかったから始めたプレイ記録ですが、思いのほか長くなってしまいました。
あと最後の会話には特に意味はありません。
当初は、金稼ぎだけなので2〜3日で終わると思ったのですが、パーティーの戦闘力があまりに低かったため、何だかんだで2週間くらいかかってしまいました。
やってることはレベル上げと同様、ひたすら雑魚戦をこなすだけなので、いささか面白みのないプレイ記録となってしまったかなと思います。
今回分かったことは、このシナリオは100万ゴールド貯めるくらいの目的がなければ司教は必要ないということと(逆に司教がいなくては100万ゴールドは無理ですが)、魔術師がいないと戦闘が厳しすぎるということですかね。
シャミノが魔術師に転職するまでは2階ですら戦えなかったし、中盤以降は#1と比べても呪文無効化する敵が少ない上に、マダルトやマカニトといった強力呪文がレベル9から覚えられるので魔術師無双な状態です。
それだけに、17−35ダメージという他と比べて圧倒的な攻撃力のバタフライナイフを入手した時は、使用するかどうかかなり悩みました。
結局金に換えてしまったのですが、#1のプレイ記録から数えても、今回で初めてこういった超級アイテムが手に入ったので、一度くらいは試してみてもよかったかな……。
周知の事実ではありますが、ウィザードリィでは中盤くらいからゴールドの使い道がなくなってしまいます。
今回は無意味な事と分かりつつもゴールドを貯め続けたわけですが、このシナリオのダークゾーンでのアブドルタクシーのような、どうしても金がないと困る!というようなイベントがもっと沢山あれば楽しかったのに、と思います。
金を一生懸命貯めさせて、ちゃんと使い道を用意しているような所は日本のRPGの方が上手く作ってありますね。
金を貯めこむのが好きな国民性ゆえでしょうか。
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