Wizardry #2 プレイ記録
IBM版
前作、シナリオ#1をクリアした5人を、そのまま転送して開始。
なお、このIBM版ではキャラクターの新規作成ができないため、シナリオ#1からのキャラクター転送が必須となっております(一応、最初から登録されてい
るキャラクターもいますが…)





戦士メネッティとハーメイは、ワードナとの戦いでエナジードレインされてしまったのでレベル11と少々低く、魔術師ベッスはハマンを使ったためレベル12
となっているが、必須呪文のマロールとティルトウェイトは習得している。
アイテムは引き継げないが、ゴールドは満額持って行けるので、ボルタックで最高級の装備を揃えておいた。
そして、ダバルプスの迷宮に挑む。
オルドゥス
「リルガミンを救う英雄は、やはり俺達しかいないだろう」
ハーメイ
「ワードナを倒した我々からすれば、杖の回収なんて造作もない仕事だな」
メネッティ
「オマエ、ナニモシテナイ」
ベッス
「じゃ、とりあえず行ってみますか…マロール!」
ハーメイ
「うわ!いきなりかよ!どこに飛んだんだ?」
ストラッド
「地下3階だ。1歩進んだら、ヤツが出てくるぞ」
オルドゥス
「ヤツって…え、こいつか!?」
ベッス
「マダルト!」
ストラッド
「マリクト!」
ハーメイ
「…倒した。なんと、あっけない」
ベッス
「メネッティがこの剣を使えば、もはや敵なしだね」
メネッティ
「ハースニール!」
オルドゥス
「もはやって、さすがに早すぎないか?この迷宮に入ってから、まだ5分も経ってないんだが…」
ハーメイ
「あーあ、どうせ俺には、KOD'S装備は使わせてくれないんだろ。分かってるよ、もう」
ストラッド
「おいおい、ダイヤモンドの騎士の装備が一式しかないだなんて、誰が言ったんだ?」
このIBM版は、ゲームを再起動することで、マジックの武具と何度でも戦える=KOD'Sの装備がいくらでも手に入るということが判明したので、存分に活
用させてもらいました。
とりあえず、前衛の戦士2人にハースニールを装備させ、圧倒的な火力を実装させます。
ハースニール2本を持ってすれば、マジックアーマーとマジックシールドなど、エンターキー連打してても勝てる。
こいつらも2セットずつ倒して、戦士2人の装備品を回収した。
これで自動ヒーリングや石化耐性が付き、悪魔や不死などの強力なモンスターからの攻撃を受けなくなるので、雑魚敵で全滅する危険性はほぼなくなる。
ハーメイ
「あ〜弱え!手を振り回してるだけで敵が倒れていくぜ!おい、オルドゥス、お前さっきから一桁のダメージしか与えてないけど、あんまり足を引っ張るなよ」
オルドゥス
「くっ…装備に助けられてるだけなのに…!」
メネッティ
「次は地下5階のマジックガントレットを倒しに行こう」
ベッス
「びっくりするから、急に標準語を喋らないでくれよ」
ストラッド
「地下4階のヘルムは強いから、まずはガントレットを倒して修行だな」
ハーメイ
「よーし、こいつも蹴散らしてやるか!」
メネッティ
「イッパツ!」
オルドゥス
「これで経験値39999か…なんてボロい相手だ」
ベッス
「マーフィー先生の比じゃないね」
IBM版では、敵が使ってくる呪文レベルの範囲が広いので、マジックガントレットでも、こんな低級呪文を使うことがある。
致命傷を受けるティルトウェイトを使う確率が低くなっているし、こいつならば奇襲をされても怖くないので、全滅の恐れはほとんどない。
ここで存分に稼がせてもらい、4回ヒットが可能なレベル15まで上げた。
そして、最強の敵、マジックヘルムとの戦いに赴く。
万全を期しての戦いではあったが、ここで敵の先制攻撃となり、最悪の先制ブレスを受ける。
76のダメージを受けてベッスが即死、他のメンバーも致命傷を負ってしまった。
これは、さすがにヤバイかと思ったが…
次のターン、メネッティとハーメイの攻撃を受け、マジックヘルムは2発で沈んだ。
もう1度、ブレスか呪文攻撃を受けたら全滅していたかもしれないから、先にガントレットでレベル上げをしておいてよかった。
メネッティ
「全てが揃った…!」
オルドゥス
「さっさとニルダの杖を取りに行こうぜ」
ストラッド
「1人で行かなくちゃならないんだぞ。誰が行くって言うんだ?」
ハーメイ
「それは、もちろん俺かメネが…」
ベッス
「2人共マロールを使えないから、地下1階から先に進めないじゃないか」
ハーメイ
「あ、そうか。じゃあ、迷宮の中で再編成とかして…」
ストラッド
「その方法でも、マロールを使える者が2人いないと、パーティーを分けられないぞ」
ベッス
「能力値が低すぎて誰も転職できないから、新しく呪文を覚えることもできないし…」
メネッティ
「皆で地下6階まで行った後、私を残して全員死ぬというのはどうだ?死体を捨てて単独行動ができるようになる」
オルドゥス
「却下だ却下!非人道的だ!だいたい、最後に死体を回収する奴がいない!」
ということで、この状況を打開するためのアイテムを集めるため、地下5〜6階でしばらく戦った。
ガントレットの無限ティルトウェイト×2があれば、勝てない敵は存在しない。
ハーメイ
「転移の兜でも見つからないもんかな」
ストラッド
「色々集まったから、見つけたアイテムを鑑定してみるか」
ストラッド
「おお!変容の指輪と、力のコインがあるじゃないか!」
ベッス
「というか、この人は誰?」
メネッティ
「私の友達のビショップ君(レベル1)。鑑定のためだけにトレボー城砦から連れてきた」
ビショップ
「商店に売れないアイテムの鑑定額は、一律15万ゴールドですからね。まさにボッタクリ商店ってやつですよ」
ハーメイ
「そ…そうか…。あんたもご苦労だな…」
オルドゥス
「この変容の指輪で、マロールを使えるベッスがロードに転職すれば、全て解決だな」
ベッス
「え?いや…俺は転職しない方がいいと思うよ。その…将来的なことを考えて」
ストラッド
「だったら、レベルの高いオルドゥスが、力のコインで侍に転職できれば、すぐにマロールまで覚えるだろう」
オルドゥス
「そんなに上手くいくものかな…まあ、使ってみるけど」
オルドゥス
「お、忍者になった!」
ストラッド
「失敗だ!」
ベッス
「忍者はKOD'Sの装備もできないから、何の意味もないね」
ハーメイ
「おい、もう一回チャレンジだ!」
オルドゥス
「い…いやだ!死ぬじゃねえか!」
ストラッド
「やはり、ベッスが変容の指輪を使うしかないか…」
メネッティ
「…で…いや…ということで…頼む」
オッドラー
「なるほど、状況は分かりました」
ハーメイ
「ん?メネ、誰と話してるんだ?」
メネッティ
「ここの酒場に居た魔術師を連れてきた」
オッドラー
「レベル12魔術師のオッドラーです。もうちょっと経験を積めばマロールも覚えますよ」
メネッティ
「こいつ、見どころある」
ストラッド
「最初から、この町に居た先客か!」
オッドラー
「さあ、行きましょう!」
オルドゥス
「えっと…その…よろしくな…」
ということで、デフォルトで登録されていた、レベル12魔術師のオッドラーを連れて、マジックガントレットと戦う。
ついでに、前列の攻撃力を高めるために、ストラッドに変容の指輪を使ってロードに転職させた。
これで前列全員がハースニールで攻撃できるようになったため、マジックガントレットなどは瞬殺できるようになった。
程なくオッドラーはレベル13となり、マロールを習得する。
そして…
オッドラー
「私が同行できるのは、ここまでのようですね。それでは、ご武運を祈ります」
ハーメイ
「ありがとう!あんたモブキャラなのに、いい奴だな!」
ベッス
「なんだか、最初からいる人達の方が、俺たちよりも強い気がするけどな」
ストラッド
「じゃあ、メネ、あとは頼んだぞ。教えたとおりに喋り続けてれば大丈夫だからな」
メネッティ
「ザ・ナイト・オブ・ダイヤモンズ・ザ・ナイト・オブ・ダイヤモンズ・ザ・ナイト…」
こうして、リルガミンの魔術師オッドラーの助力により、一行はニルダの杖を奪還したのであった。
メネッティがニルダの称号<G>を受け取り、残りの4人が騎士の称号<K>を受け取った。
以上、手短なプレイ記録ですが、実際プレイしていた時間も本当に短かったです。
ノーリセットでプレイして、開始から終了までの所要時間は2時間前後でした。
危険な場面もほとんどなく、せいぜいマジックヘルムから先制ブレスを受けた時と、マジックガントレットから一度だけティルトウェイトを受けた時くらいで
しょうか。
シナリオクリアだけを目的にすると、実にあっけないですね。
その気になれば、おそらく10分以内でクリアできるでしょう。
最後に、クリア時のステータス。





クリアレベルは全員18。
マジックガントレットと戦い続ければ、もっとレベルアップすることもできたけど、IBM版の仕様として、どんどん能力値が下がっていくので、ここらで止め
ておいた。
特にハーメイなどは、種族を疑うような能力となったが、何故かメネッティのSTRとVITは一度も下がらなかった。
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