Ultima2 プレイ記録 伝説編

惑星X

スペースシャトルに座標を入力してハイパージャンプをすると、謎の惑星Xに到着します。

この惑星を探索すると、城と町が見つかります。
22世紀、ついに人類の行動範囲は太陽系を超えたのです。

 

なお、ここでも相変わらずモンスター達は健在です。
人類がわざわざモンスターを連れて行くとは思えないので、彼らがどうやって惑星Xまで辿り着いたのか非常に興味深いところです。




バスコの町には特に重要な情報はないので、このバラタリア城へ向かいます。



領主のオージー王とスーザン王女は、かつてのロード・ブリティッシュ王と同様に、ゴールドと引き換えにHPを上げてくれます。
こんな未来の宇宙の果てでも、ロード・ブリティッシュの頃からの習慣が残っているのかと思うと胸が熱くなりますね。



で、肝心のアントス卿は、この城の礼拝堂にいます。
衛兵が通路を塞いでいるので、クイックソードで斬り倒して進みましょう。
いつだってアバタールの行動はブレません。

追ってくる衛兵を全て片付けたら、ついにアントス卿との対面です。



「貴方は私の祝福を受けました。さあ、老人にリングを貰うのです」とのことでした。
古代、現代のロード・ブリティッシュ城にも、同名のアントス卿という人物がいましたが、ここにいるのは彼らの子孫ということでしょうか。
こんな罪深きアバタールを祝福してくれるとは、まさに聖人のごとき人物です。


それでは、その老人とやらにリングを貰うために、地球へ戻りましょう。
アバタールの宇宙の旅は、ようやく終わったのです。





A.D.時代

地球に帰ってきたら、A.D.時代のニュー・サンアントニオに向かいます。
アントス卿から聞いた老人というのは、かつてアバタールによる凄惨な殺戮が行われた、この運命の町にいるのです。

住民達の畏怖の視線をよそに、アバタールは町外れの閉ざされた扉を開けます。

 

このアトレーと書かれた場所にいる人物は、「私は古くから何かを持っている」と話します。
そう、これは彼にゴールドを渡すということです。



すると、フォースフィールドによるダメージを無効化できる、『リング』というアイテムが貰えます。
苦労した割にはイマイチなアイテムに思えますが、これが無いとミナクスを倒すことは難しいでしょう。



ちなみに、オリジナルのアップル版ではどういった仕様か分かりませんが、この『リング』は宇宙でアントス卿の祝福を受けなくても手に入ってしまいます。
なんと、町の中などにいる魔術師タイプの人間を倒すと、稀に落とすのです。
魔術師は野外でも雑魚敵として出てくるので、このイベントを済ませる前に手に入っている可能性も十分にあります。

太古のパンゲアから未来世界、そして宇宙の彼方まで旅立つ必要性は全く無く、全ては暴力で解決できた…というわけです。
まったく、真実は意外と近くにあったりするものです。





伝説の時代

さて、これで全ての準備が整ったので、いよいよミナクスとの対決です。
タイムドアに入って、時が始まる前の時代、伝説の時代へ行きます。



ここにミナクスの本拠地があると言われています。
この時代に行くためのタイムドアは普通の場所にあるので、序盤でも迷い込むことがあります。




この地を少し歩くと、おびただしい数のモンスターが出てきます。



さすがに伝説の時代というだけのことはあります。
いくらアバタールが超人的な戦闘力を持つとはいえ、これだけの敵に囲まれて、眠らされたり行動を封じられたりしたら危険です。
馬鹿正直に戦う必要はないので、さっさと飛行機でミナクスの城まで飛んで行きましょう。
町の住民は積極的に殺し回りますが、モンスターは面倒なので放置です。





伝説の時代の中心部にあるのがミナクスの城です。
数多くの悪魔の他に、至る所にフォースフィールドが仕掛けられています。



フォースフィールドは、踏むと1000ポイントのダメージを受けるため、さすがのアバタールも『リング』を持っていないと厳しいでしょう。



この城はラストダンジョンですが、様々な施設がありますので、ミナクスの所へ行く前に見て回ってみましょう。
まず、モルグ(死体置き場)では、なぜか生命保険を勧められます。



隣には盗賊ギルドなんてものもあります。
時空を超えた伝説の城だというのに、ずいぶんと小市民的と言うか何と言うか……。




多くの人間が囚われている牢獄のような場所もあります。



しかし、彼らのメッセージは、他の町にいるモブキャラと同様、「ああ、残念」とか「私の時計を買いませんか?」とかなので、全然切迫感を感じません。
もちろん、殴れば経験値とゴールドに……。




こちらはミュージアム。
あらゆる人間やモンスター、乗物が標本にされています。



王様の標本とか、いったいどこから持ってきたのでしょうか。
さすがのアバタールも、この標本を殴って経験値に変えることはできませんでしたよ。


他にも、タイムドアが設置されているエリアや、悪の礼拝堂のようなエリアもあり、なかなか生活感のある城です。




城の奥にある部屋に行くと、ついにミナクスを見つけます。
時空を超えた幾多の旅の果てに、ようやくここまで辿り着いたのです。

 


さあ、決戦の時です。
ミナクスは魔女というだけあって、魔法を使って遠距離から攻撃してきます。
しかし、今のアバタールにとっては100ポイントなどは微々たるダメージです。
ゆっくり近づいて、渾身の力を込めてクイックソードで斬り付けます!

すると……手ごたえはあったものの、ミナクスは消えてしまいました。
どうやらテレポートしたようです……。




なお、ミナクスとは話すこともできます。



ちょっと違うメッセージを叫ぶだけで何も起こりませんが。






城の中を探し回ると、反対側の部屋でミナクスを発見します。
ミナクスは、またも魔法を使って遠距離から攻撃してきますが、ゆっくり近づいて、渾身の力を込めてクイックソードで斬り付けます。



もう、ミナクスが攻撃する際のメッセージは、あせってるようにしか見えません。

ダメージを受けたミナクスは、またしてもテレポートで逃れます。
それを追うアバタール……もはや勝負は決したようなものです。





再び最初の部屋にワープしていたミナクスは、3度目のアバタールの襲撃を受けて、ついに倒れました。




それと同時に崩れゆく城……これで全てが終わったのです。










なお、上のエンディングはPC98版だけのものかと思われます。




諸悪の根源であるミナクスを滅ぼしたことによって、世界は崩壊の運命から免れました……。

ミナクスの影響によって起こった数々の災厄は、タイムドアと共に消えるのです……。

ついでに、アバタールが行った許されざる悪事の数々も、伝説の時代と共に、時空の彼方へと葬り去られることになるでしょう……。

こうして、暗黒時代最大の危機は終わりを告げたのです。

(完)





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