五つの試練プレイ記録 #0 [1980年作品]
エンディング・感想



 







 エンディングは#1とほぼ同じもののようです。



これでシナリオ#0は終了となりました。
もうちょっとだけ続きがありましたが、そちらについては一番最後にまとめてあります。


このシナリオ#0、当初は#1とほぼ同じだろうと思っていたところが、実はかなり色々な要素が入っていた所に驚きでした。
作者の方も書いておりますが、随所に後のウィズ#1〜#5を感じさせる部分があって、それらとの比較が何よりも楽しめました。

ただ、五つの試練の仕様上の事ではありますが、モリトやリトフェイトが便利すぎたり、命中率がちょっとおかしく感じたりと、完全にオリジナルと同一のバランスではないと思われます。
なので、#1〜#5に先立つシナリオ#0ということを度外視して、純粋にユーザーシナリオの1つとして見ると、結構チグハグな感じもしました。
このあたりは、ちゃんとバランスを取ろうとすると元のデータの方を改竄しなくてはならないので、難しいところですね。

ですが、このシナリオに関しては、それらの事も踏まえての作品だと思いますので、バランスとかは割とどうでもいい事でしょう。
迷宮の構造、モンスターやアイテムの名前など、ウィザードリィの旧シリーズをやり込んだ人であれば、色々な部分で感激できるのではないでしょうか。
ストーリーや戦闘、アイテム集めを楽しむといった物ではなく、ウィズファンだからこそ楽しめるといった部分が大きい、非常に特殊なシナリオとも言えますね。


モンスターやアイテムと言えば、モンスター図鑑の方はほぼコンプリートしたのですが、アイテムの方が本当に全然出てきません。
商店に空いてるスペースから考えれば、あの三種の神器の元となるようなアイテムや、その他欄に分類される得体の知れないアイテムもまだまだあるので、この部分がどのような変遷を辿っていったのか、非常に気になります。
思えば、#1も#2も、アイテムコンプリートまでやり込もうとしたら、相当に大変だったかな。


ともあれ、短めのシナリオでしたが、ウィザードリィに関する貴重な資料的な意味合いも強い作品なので、今回触れることができてよかったと思います。








<ちょっとした隠し要素>


ちなみに、アンドリューの部屋の奥には、こんな扉がありました。



戻って回復させた後に先に進んでみると……





『飛べぬ者は、入らぬが得策』
と書いてある扉があります。

あ、ちなみにダニエルが死んでいるのは、再び襲ってきたアンドリューに首を刎ねられたからです。
図鑑で確認してみたところ、今回のアンドリューは魔術師のクセに直接攻撃の割合がかなり高いみたいです。


で、このメッセージを気にしつつも、既にマロールもリトフェイトも使えるので問題ないだろうと、中に入ってみると……ワープしました。



地下5階の、唯一は入れなかった区画の中心部のようです。

ここに隠し要素的な物が用意されてるのかな……と歩いてみたら……






いきなり何が起こったか分からなかったけど、どうやらこの部屋の周囲は岩となっている様子。
ええ、即リセットしてマロールで帰りましたよ。


本当に、ただ岩があるだけの区画のようです。
ようやくアンドリューを倒し、奥にまだ何かあるぞ?と思って行ってみたら、こんなヒドイ仕掛けが待っているとは……。
いやいや、実にウィズらしい隠し要素だと思います。


前回に戦闘中にマロールを唱えてランダムテレポートをして血路を開きましたが、間違ってここに飛ばされる可能性もあったかと思うと……知らぬが仏ってやつですね。

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