Wizadry7 プレイ記録 07.聖なる道

ファロウ
「ムラカトスの奥の書斎で、スイッチを見つけたぜ」

メタル
「まだ隠し部屋があったとはな……」

ディージア
「これは宝が期待できそうね」

アイス
「あ!これは……罠よ!」



ルガード
「沈黙の罠に続いて、スペクトラルレイブンの群れですか……!」

ファロウ
「ふがが(この数相手に沈黙は厳しいんじゃねーか!?)」

トシ
「罠にかかったのはお前だけだから大丈夫だ」

ディージア
「でもこの数は厄介よ!こいつらすぐに身を隠すし、叫んで怯ませてくるし……!」

アイス
「ファイアボールを当てても一撃じゃ倒せないから、かなり長引きそう……!」

ルガード
「では秘技を使いましょう。出でよ幻影の戦士!イリュージョン!」

メタル
「おお!レイスが召喚されたぞ!」

ファロウ
「ふがが(こいつ……強いぜ……!)」

アイス
「アスフィクシエイション<窒息>の呪文でほとんど一掃しちゃったわ!」

トシ
「恐ろしい呪文を使うな……敵としては出会いたくないぜ……」

ディージア
「さっさと片付いてよかったわ。あ、宝箱がある!」

ファロウ
「ふがが(開錠したぜ。中には鍵にパワージェムにローブ+1……)」

メタル
「この空色の鍵……アジュアキーで、入口付近の扉が開きそうだな。パワージェムはまだ取っておくか」










ルガード
「扉の先にあった回復の泉で全快しましたし、これでもう行ける所はないと思いますが……」

トシ
「じゃあ、そろそろ城を出ようぜ」

メタル
「王に伝言するだけだったのに、意外と長いことかかってしまったな」

ディージア
「あ〜、やっぱ外の空気はいいわ〜。次はどこに行くの?」

アイス
「このまま道沿いに進むか、ちょっと戻って反対の方角へ進むかだけど……」

ファロウ
「ここは戻るべきだな。先に全ての分岐を埋めておくのが探索のセオリーだぜ」

メタル
「それもそうだな……。じゃあ、戻って分岐点を東へ進むか」

トシ
「ところで、さっき手に入れた『テンプル』の地図には、何が書いてあったんだ?」

アイス
「えー、それでは邦訳を……
『人生の複雑さに人々は迷い混乱し、恐れと不確かさの前に我を忘れる。拠り所無き者は苦悩の中に酔い、聖域を持つ者は平安と安定を得る。汝、創造者を探し、その目に光を。その者の内に構造の知識あり。巡り行く水の流れから石の造物を得よ。四つなる角に供物をなし、光を通さざる色合い写し取られし時、その労は報われん。まばゆき輝きある時、人は恐れを抱かん。かくして天国は見出され、道のりは先へ続かん。かくして己自身は見出され、人生は先に続かん』」

ディージア
「意味が全く分らないわ。書いた人何考えてるのかしら」

ファロウ
「うーん、同じような地図を集めないと意味が繋がらないのかな……」

メタル
「『テンプル』……寺院にちなむ場所に関する何かのヒントかもしれないな」

トシ
「とか言ってる間に結構歩いたな」

ディージア
「あ、道の先に川が見えるわ。エリン川だって」



アイス
「エリン川を越えれば聖都ムンクハラマって、ニューシティーで聞いたわ」

ファロウ
「そういや、修道院で聖都ムンクハラマに行けとか何とか言われてたな」

メタル
「聖なる都市……これで俺が聖者になるのに一歩近づくわけか……。楽しみだな」

ディージア
「全然楽しみじゃないわ。いかにも話長そうなのばっかり住んでそうじゃない」

トシ
「でも橋なんて架かってないぜ……泳いで渡るのか?」

ルガード
「さすがにこの距離を泳ぐのは厳しいと思いますよ」

ファロウ
「おい、何か歌が聞こえてくるぜ。誰かがいるみたいだぞ」

メタル
「ヒドイ歌声だな」



ディージア
「川辺からムンクが出てきたわ!音痴な歌の正体はこいつよ!」

ブラザー・ツォーバー
「ようこそ兄弟達!私はブラザー・ツォーバー。ムンクハラマの橋を守っている」


トシ
「オルコグレ城でムンクの肉を見つけてから、こいつらを正視できないなぁ……」

アイス
「ブラザー・ツォーバーって……ニューシティーの修道院でファーザー・ルラエから聞いた人ね」

ディージア
「この人に何か言葉を告げるように言われてたわよね。確か……」

メタル
「『聞かざる者、斬ること値わず』」

ブラザー・ツォーバー
「『聞くこと値する者に感謝せよ』!うむ、聖なる道を歩んでいるようだな!」


ルガード
「あんまり聖なる行いをしてる自覚はありませんがね」

ブラザー・ツォーバー
「このまま、危険に直面しても聖なる旅を続ける意思はあるかね?」


メタル
「もちろんですとも!」

ファロウ
「え〜?本気かよ?」

ディージア
「めんどくさそう〜……」

ブラザー・ツォーバー
「ならば聖都ムンクハラマの下に眠る寺院を探すのだ」


メタル
「いいですとも!」

ブラザー・ツォーバー
「この寺院は、時の始まりより存在したと言われ、聖なる任務を守るために造られたのだが、『暗き森』の忌々しい輩が地下に埋めてしまったのだ。奴等の不遜な行いを隠蔽するためにな」


トシ
「『暗き森』ってなんだ?」

ルガード
「ムンク族は、このムンクハラマを拠点とする派閥と、『暗き森』と呼ばれる派閥とに分かれて対立しているといいます」

ブラザー・ツォーバー
「奴等は聖なる任務の謎を解き明かそうとしているが、これは正しき道を歩む者にしかできん」


ブラザー・ツォーバー
「寺院の地下深く、地下水脈の流れで満ち溢れる先に、聖なる任務が守られている……。『暗き森』の汚れた輩を恐れずに進め。黄金の顔の傍にて、真実の道を見つけることができるだろう」


アイス
「なんだか話を聞いただけで大変そうだわ……」

ブラザー・ツォーバー
「聖なる任務を手に入れたら、『五花』の長であるマスター・ゼンの元へ行き、『聞かざる者、斬ること値わず』「『聞くこと値する者に感謝せよ』の聖なる言葉を告げよ。汝は聖なる道を歩む弟子として認められるであろう」


メタル
「おお!これで俺もアバタールに近づくことができる!」

トシ
「『五花』って……なんだろうな?」

ルガード
「『5 Flowers』……彼らの中での有力な組織でしょうかね」

ディージア
「私、別に弟子と認められたくはないんだけど……」

メタル
「で、聖都ムンクハラマに行くには、この川を渡らなくてはならないのですが……」

ブラザー・ツォーバー
「向こう岸に行くには150GPいただきます」


ファロウ
「な……!金取るのかよ!」

アイス
「滑車を貰ったわ。これを使って両岸に張られているケーブルを滑るのね。なんで橋を直さないのかしら……」

ディージア
「信仰心につけこんで悪どい商売してるわね」











ファロウ
「ここがムンクハラマか……ニューシティーと違って、かなり整然とした町だな。さすが聖都というだけあるぜ」

トシ
「と言っても、町の四隅に飾られている変な壷以外には、特に何も見当たらないぞ」

メタル
「あからさまに怪しいが、今のところ何も分からないな」

アイス
「部屋の中の扉も閉ざされて、先に進めないわ」

ルガード
「中央の泉の先には何かありそうですが……泳ぐのは大変そうですね」

ディージア
「こっちに井戸があるわ。何か変な言葉が書いてあるわよ」

アイス
「『千の顔を知り、その輝きは見る者を喜ばせるが、その多くは既に死んでいる。強大な力を持つが、敬虔な者ばかり、人はその片側しか見ることができない……』何のことかしら?」

メタル
「これは……伝統のリドルというやつだな。きっと、これに答えれば何かが起こるんだろう」

ルガード
「ナゾナゾですか……。う〜ん、何でしょうね……」

トシ
「鏡でもないし……絵とも違うな……」

ファロウ
「わ……分からん……」

ディージア
「どうせ、この井戸の中に何かあるんでしょ?直接井戸を降りてみようよ」

メタル
「我々の星の品性を疑われるようなことは止せ」

アイス
「あ、分かった!答えは『コイン』よ!」



トシ
「おお〜!中から4枚のコインが出てきたぞ!」

ルガード
「コインのような物を入れる口が備えられた扉が四隅にありましたね。これで先に進めそうですよ」









ファロウ
「まったく……変な仕掛けばかりで、何か不思議な雰囲気の町だな」

ディージア
「この家は何かしら?」



トシ
「『夢の地 グラン・メランジ宮殿』……何という怪しい建物だ……」

アイス
「ごめんくださーい」

メタル
「薄暗い照明に奇妙な詠唱の声、充満した香気……これぞ聖都って感じだな」

ファロウ
「そうか?思いっきり退廃的な雰囲気に思えるけどなぁ……」


「何をお探しかね?」


トシ
「うわ!びっくりした!」

ディージア
「何って言われても……探してる物が多すぎて何とも言えないわ」


「では、ここではない場所で探すがよい」


メタル
「………」

アイス
「追い出されちゃった……」

ルガード
「仕方ないですね。町の反対側から探索しましょう」











トシ
「よっしゃー!全部黒の絵柄が揃ったぞー!!」

ディージア
「ほんと苦労したわ!この絵合わせ機!」

ルガード
「この部屋で見つけた4種類の豆を、それぞれ正しい位置の皿の中に入れないとダメだったとは……」

ファロウ
「適当に入れて絵合わせ機を動かしたら地下に落とされたもんな。死ぬかと思ったぜ」

アイス
「パターンを変えて5・6回くらい試したわね……さすがに疲れたわ」

ルガード
「じゃあ行きましょう。これで先に進めそうですよ」

メタル
「これも聖なる道の一環なのだろうか?」

ディージア
「こんな性格の悪い仕掛けが聖なる道とは思えないわ」

トシ
「この部屋は……『水歩き……エリア』?」



アイス
「ここのプールだけは底が浅いみたいよ」

ルガード
「溺れる心配がなさそうだから、安全に泳ぎの練習ができそうですね」

ファロウ
「泳げるようになれば、今まで行けなかった所にも行けるようになるな。ちょっと入ってみようぜ」

ディージア
「え〜?水着なんてないわよ」

メタル
「細かい事は気にするな!さあ!」

ディージア
「いや、さあって言われても……」

ファロウ
「せーの……(ザブン!)……う……おおおおッ!」

アイス
「きゃああああああぁぁぁ!」

トシ
「こ……この水……冷たいッ!!」

ルガード
「ここまで冷たいと体が……もう限界です!早く上がりましょう!!」

ディージア
「さささ寒い!早くヒールかけてよ!!」

メタル
「ハアハア……この短時間で10ポイントほどのダメージを受けてしまった……溺れなくても下手すると死ぬな……」

トシ
「ムンク族はここで肉体と精神の修練をしているのか……凄いなぁ……」

ファロウ
「なんてストイックなんだ……!」

ディージア
「ねねねねえ……こっちには店があるわよ」



アイス
「や……薬局……何か暖かい物でも売ってるかな?」

メタル
「もうMPも残り少ないから、ヒールとスタミナの薬が欲しいところだな」

ブラザー・モーサー
「いらっしゃい。マスタード・バット・ティーはいかがです?きっと気に入ると思いますよ。それとも、もっと強いのをお探しで?」


トシ
「マスタード・バットって……辛子コウモリってことか……?」

ディージア
「いや……暖まりそうだけどさぁ〜……もっと普通なのないの?」

ルガード
「この5つセットで400GPで売ってる『モーサーズ・ティー』てのが、その辛子コウモリ茶ですか?」

ブラザー・モーサー
「それを飲むとMPが回復しますよ」


メタル
「MPさえ回復できれば、あとはヒールやスタミナの呪文で回復ができるな」

ファロウ
「なあ、誰かがこれを飲み続けて回復すれば、さっきの寒中水泳を長時間繰り返して、泳ぎが上達できるんじゃないか?」

ルガード
「なかなか名案ですね」

ディージア
「わ……私はヒールが使えないから飲んでも意味ないわよ!」

アイス
「わ……私も辛いのは苦手なのよ!残念だわ〜」

トシ
「(この流れはマズイ!)や……やっぱ回復って言えばプリーストとかが向いてると思うぜ!モンクだと最大MPも少ないから効率悪いぜ、うん。」

ファロウ
「他の領域のMPも回復した方がいいから、呪文メインのルガードとメタルの2人が飲めば丁度いいんじゃないか?」

メタル ルガード
「……え?」











ファロウ
「さ……寒い!寒い!早く回復!」

トシ
「こ……こりゃ相当消耗するなぁ〜……」

メタル
「ハアハア……もうMPが……」

ディージア
「ほら、辛子コウモリ茶を飲んで元気出すのよ!」

ルガード
「ゴクゴク……ゲフッ……!こ……こんなに大量に飲んだら体に悪いですよ……」

アイス
「でも努力の甲斐あって、だいぶ泳げるようになってきたわ」

トシ
「海や川で、ちょっと試してみたいな」

ファロウ
「なあ、すぐそこの泉の先に見える宝箱まで……泳いで到達できそうじゃねーか?」

アイス
「じゃあ体力を回復して挑んでみようよ」

ディージア
「ほら、辛子コウモリ茶よ!皆に回復呪文を唱えて!」

ルガード
「ゴクゴク……ゲフッ……!も……もう30杯は飲んでますよ……」

メタル
「全体回復呪文レストフル!……この呪文回復効果がイマイチだな……まあとにかく回復したから行ってみるか」

トシ
「(ザブザブ)つ……着いた!泳げたぞー!!」

アイス
「ついに泳げるようになったわね!この距離ならギリギリ何とかなるわ」

ファロウ
「宝箱の中身は……ゴムの白熊?なんだこれ?」

ディージア
「案外かわいい宝もあるじゃない」

メタル
「昔あったゴムのアヒルみたいに泳ぎが上達するアイテムか……?」

ルガード
「ポーラーベア(白熊)というのは、『寒中水泳をする人』という意味があるらしいですよ」

トシ
「へ〜、この場所にピッタリの宝だな」

アイス
「ここの寒中水泳でかなり消耗しちゃったから、スターターダンジョンに戻って回復の泉で全回復しない?」

メタル
「そうだな……。ニューシティーの中心にあった噴水にも、今なら泳いで入れるだろうから、丁度いいかな」

ファロウ
「じゃあ戻ろうぜ。さっき泳いだので体力的に限界だから、また回復頼むぜ」

ディージア
「ほら、辛子コウモリ茶よ。もう一度回復して!」

ルガード
「ゴクゴク……ゲフッ……!し……死ぬ……」


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