Wizadry6 プレイ記録 19.破滅のペン

雄羊の寺院 最深部

トシ
「幻影の壁の向こうは落とし穴が!」

ファロウ
「いてて…扉の前に落ちたぞ」

アイス
「扉の向こうに…いるわ!」

ルガード
「いよいよですね。道具を揃えておきましょう。銀の十字架、聖なる杭、聖水、ガラスの破片…」

メタル
「では、扉を開けるぞ…!」



ディージア
「待ち構えてたって感じね」

アイス
「頬に十字架の形の傷跡が残ってる…。やはり、この十字架は効果があるのね」

メタル
「襲い掛かってくるぞ!やはりレベッカも一緒か!」



トシ
「レベッカ…そんなに悪い奴には思えなかったんだがな…」

ディージア
「殺されかけたこと忘れたの?あんな緑色に情けは無用よ!」

ファロウ
「くそっ!やはり攻撃が当たらない…!」

メタル
「敵の呪文も強力だ…!あまり長いこと持ちこたえられないぞ…!」

アイス
「銀の十字架を掲げるわ!えいっ!」

ルガード
「攻撃が当たるようになりました!」

トシ
「だが聖なる杭しか効果はないみたいだ!サブウェポンは全く通用していない!」

ディージア
「この聖水、かなり効いているわ!名も無き修道僧に感謝ね!」

ファロウ
「よっしゃ!反撃開始だな、やってやるぜ!」

メタル
「聖なる杭は3本しかないから、ファロウは楽器でも吹いててくれ」

ファロウ
「…(プオ〜〜)…」

トシ
「でやーっ!…倒したぞ!!」




ディージア
「あとはドラキュラだけね!聖水も尽きたから、みんな頼んだわよ!」

アイス
「私は回復に専念するわ!」

ファロウ
「もう少しだ!頑張れ!」

ルガード
「最後の一撃は、この私が華麗にいただきます!とうっ!」

メタル
「ついに倒した…やったぞ!」

トシ
「!?…王の亡霊が…!」



ファロウ
「話を始めたぞ…」


王の亡霊は語った…。

死を恐れるあまり、コズミックフォージに永遠の命の願いを書いた王は不死の存在となった。
しかしそれは、その姿の通りの怪物へと生まれ変わることであった。
夜に這い動くことしかできず、満たされることのない血の乾きに苦しめられることとなった王は、王国の全ての人々を死に誘うことになる。
しかし彼自身はコズミックフォージの呪いのために死ぬことができず、平穏も温もりも感じること無く、永遠に苦しむ破滅の運命しか待っていなかった。


ルガード
「吸血鬼の姿はコズミックフォージの呪いによるものでしたか…」

ディージア
「永遠の命を手に入れても、苦しみしか感じないんだったら、何の意味もないわよね…」



トシ
「王の亡霊が消えていく…。死ぬことによって、ついに解放されたんだな…」

アイス
「今度はレベッカの亡霊が…!」




レベッカの亡霊は消えていく前に過去を語った…。

女王の残忍な手から彼女を守ってくれたのは王だけであった。
女王はゾーフィタスの愛人であり、彼女の父をも誘惑していた。
そして彼女の父と母は女王の命令で殺され、彼女も女王に殺されそうになった。
しかし女王がコズミックフォージに『悪魔の娘の死を』と書いたところ、死んだのは悪魔のような心を持っていた女王自身であったという。



メタル
「なんてことだ…。女王の亡霊は偽りを言っていたのか…」

アイス
「レベッカ…なんとかして助けてあげたかったな…」

ファロウ
「くそっ…何だかやりきれないぜ!」





ルガード
「王が落とした星の指輪で、以前に見つけた王の日記が解読できるようです」

アイス
「『さらなる災いを防ぐためにコズミックフォージを封印しておくしかない…。元に戻る方法が見つかることを祈る。だが、我々の船には残念ながら、もう燃料がない…。セキュリティーゲートコード…”希望の手”…』」

メタル
「大体そんなことが書いてあったのか。最後のコードというのは、この先の扉を開くパスワードだと思うが…船とか燃料とか何のことだ…?」

ファロウ
「とにかく進んでみようぜ。コズミックフォージは、きっとすぐそこだ」









ルガード
「これが…コズミックフォージ…!」

トシ
「ついに見つけたな…」

アイス
「これで私達の冒険も終わりね…。でも…」

ディージア
「これを使った者はみんな破滅しちゃったわ…」

ファロウ
「それでも…持っていくのか…?」

メタル
「……」





メタル
「な…なんだ!?」

トシ
「ペンが!」



ファロウ
「おい!ちょっと待てよ!」

ディージア
「なに?なに!?なにがどうなってるの!?」

ルガード
「コズミックフォージが…奪われました…」




アイス
「ぽかーん…」

トシ
「そんな…あんなに苦労したのに…」

メタル
「……」








アイス
「ど…どうするの?」

メタル
「決まってるだろ。何としても取り戻す!」

ディージア
「そうよね!このままじゃ全然スッキリしないわ!」

ファロウ
「だよなぁ…。しゃーねぇ、故郷に帰るのは後だ」

トシ
「お…俺、庭に植えてる花に水をやらないといけないから……」

ディージア
「白々しいわよ。そんなもの、どうせもう手遅れでしょ」

ファロウ
「帰らせねーぞ」

トシ
「うう…」

アイス
「私も行くわ。コズミックフォージの謎…誰が何のために持っていったのか…全てを解明したい」

ルガード
「勿論私も行きますよ。今回だって私がいなくては、ここまで辿り着けなかったでしょう」

ファロウ
「どうしてお前はそこまで自惚れられるんだ…」

メタル
「決まりだな…。どこへ向かうかはまだ分からないが…みんな、またよろしくな」


←プレイ記録18へ   プレイ記録EXへ→