Wizadry6 プレイ記録 17.魔法の森は禁煙

死者の殿堂 中心部

トシ
「女王の墓の中にあった隠しスイッチで、中心部への道が開いた」

メタル
「『子の墓、アラムの娘、闇の王女』か…。この部屋がレベッカの墓みたいだな」

ルガード
「女王の亡霊の話だと、悪魔の娘レベッカは死んでいないはずです。注意して中に入りましょう」



アイス
「こ、これがレベッカ…なの…?」

ファロウ
「悪魔の子って言われてたけど、本当に悪魔そのものだな…」

トシ
「私を殺すつもりなのか…って聞かれてるぞ」

メタル
「いや、まずは話を聞きたい」

ディージア
「それに私達の目的はコズミックフォージよ。女王の恨みなんかどうでもいいわ」

アイス
「どうやら少し警戒を解いてくれたみたい。彼の所へついて来てくれるかって言ってるわ」

トシ
「彼って…国王か?さっき殺されかけたからなぁ。どうしたものか…」

ルガード
「とりあえず戦意はない感じですよ。ついて行ってみましょう」

ファロウ
「うっ!!この視線は…催眠術!?」

ディージア
「か…体が勝手に動く!」

アイス
「鉄格子の向こうに連れて行かれるわ!」



メタル
「こ…国王!」

トシ
「う…歩み寄ってくるぞ!俺たちの血を吸うつもりか…?」

ファロウ
「…体が…全く動かない…このままだとやられる…」

ルガード
「くっ…ついて行こうなどと……言ったのは…誰…ですか…」

ディージア
「………」

メタル
「!!なんだ!?国王の様子が…!」

アイス
「王妃がくれた銀の十字架が国王を退けたわ!」

トシ
「た…助かった!」

ファロウ
「でも体が動かないことには変わらねーぞ…!」

ルガード
「国王とレベッカが何やら話していますが…」

ディージア
「私達の処遇についてでしょ…。ああ、この緑色の小娘…油断し過ぎたわ…!」

メタル
「う…!意識が…」






メタル
「(これは夢か…?こいつは一体何者だ?)」

ファロウ
「(魔術師…みたいだな…)」

アイス
「(彼は…もしかして…)」





トシ
「(消えた…そして…ここはどこだ?)」


……………………………………………………


ルガード
「うっ…!意識が戻りました…!」

メタル
「どうやら全員無事のようだな。この部屋は…牢獄か?」

トシ
「み…水…うげっ!泉の水は毒だ!」

ファロウ
「結局、王とレベッカに嵌められたってことか?」

アイス
「でも、私達を殺すつもりなら殺せたはずよ。意図が分からない…」

ルガード
「とにかく、この部屋から出ましょう」

ディージア
「出ましょう…って、鉄格子で出口が閉ざされてるわ。門番までいるわよ」

ファロウ
「どっかにスイッチとかねーかな」

メタル
「中から開錠できたら牢獄の意味がないだろ」

アイス
「壁に小さな亀裂があるわ。ネズミの巣穴みたい…」

トシ
「チーズないか?また前みたいにネズミに壁を破らせようぜ」

メタル
「チーズはないが、以前キャタピラーから貰った赤いキノコならあるぞ」

ファロウ
「キノコなんて食べるかなぁ…。まあ、やってみるしかないか」

ルガード
「ふむ…なかなか悪くない味ですね」

ディージア
「…って何でアンタが食べてるのよ!ネズミをおびき寄せるためでしょ!」

アイス
「あれ…?ルガード、ちょっと変じゃない?」

ファロウ
「なんか体が縮んでるぜ…」



ルガード
「おお、これは凄い!」


メタル
「このキノコにこんな効果があったとは…。だが、このサイズなら穴を通り抜けられそうだ」

トシ
「でも大丈夫なのか?ネズミに喰われて死ぬのなんてヤダぞ」




魔法の森 北西部 

ファロウ
「外に出られたー!」

トシ
「体がすぐに元に戻ってよかった。あのままじゃ襲われた時にイチコロだもんな」

メタル
「周囲は森のようだ。とにかく探索してみよう」

ルガード
「すぐ近くに『雄羊の寺院』と書かれた入口がありますよ」

アイス
「この地下に閉じ込められていたみたいね…。雄羊の寺院って、王妃の亡霊の話の中にあったわ」

トシ
「王が城の北に建設したって言ってたな。ということは、ここはまだアラム城の近くということか…」

ディージア
「この中に色々ありそうだけど…まずは周りを見てみないとね」




魔法の森 西部

トシ
「広い!複雑!もうマッピング無理!」

ディージア
「諦めるの早いわよ。最近楽なマッピングばっかりだったから、たるんでるんじゃない」

ルガード
「渓谷と鉱山よりは幾分マシでしょう」

ファロウ
「向こうの水の上に何か浮かんでるぜ」

メタル
「あれは…船か?何故こんなところに…」

ディージア
「船があればここから出られるわ!ラッキーじゃない!」

ファロウ
「あそこに桟橋もあるぞ。中に入ってみよう」



アイス
「この船…片側半分しかないわ…!」

メタル
「驚いたな…縦に両断されている。どうしてこんな状態で浮かんでいるんだ?」

ルガード
「船首のところに礼拝堂がありますよ」

ファロウ
「この有様じゃ、祈りは効果がなかったようだな」

トシ
「大きな十字架は残っているけど、他には何も…あっ!(ガシャーン!)」

ディージア
「あ〜あ、十字架を落としてバラバラにしちゃった。バチ当たるわよ〜」

ルガード
「こんな奇怪な船にある礼拝堂ですからね…。変な呪いがかかっていてもおかしくないですよ」

トシ
「あわわわ…せ、せめて破片を回収してきれいにしておこう」






魔法の森 中央部

アイス
「あ…こんな所に洞穴があるわ」

メタル
「木々に隠れて見つかりにくいところだな」

トシ
「中は狭いけど…おっと、死体があるぞ!」

ファロウ
「服装からしてモンク僧みたいだな。この森で襲われて死んだのかな?」

ルガード
「いや…外傷らしきものはありません。自然死によるものでしょう」

アイス
「じゃあ、元々この森で暮らしていた人かな」

トシ
「最期の場所として、この静かな洞穴を選んだってことか」

メタル
「自然と共に生き、自然の中で死ぬ、そんな人生を全うできるなんて少し羨ましい気もするな…」

アイス
「この城に来てから、欲望に生きた人達ばかり見てきたからね…」

ルガード
「幸せというのは、呪いの魔筆なんかなくても、案外簡単に手に入るものなのかもしれませんね」

ディージア
「ふーん、着てるローブはボロいからいらないけど、この身に着けてる翡翠の人形みたいなのは貰っとこうかしら。あ、高そうな聖水もある!ほら、みんなも持つの手伝ってよ」

メタル
「………」




魔法の森 南東部




ルガード
「暗闇の森…ですか。その名の通り完全なダークゾーンですね」

ファロウ
「こりゃ相当広いぞ…」

ディージア
「いたっ!ここ通路じゃなくて壁じゃない!トシ、地図間違ってるわよ」

トシ
「うう…なんで俺がこんな目に…」

アイス
「闇を抜けた先に宝箱があったわ」

ファロウ
「どれどれ、中身は…ティンカーベル?なんだこりゃ?」

ルガード
「楽器ではなさそうですね…。どこか特別な場所で使うアイテムでしょうか」

メタル
「森はさらに奥まで続いているぞ。こんな巨大なダークゾーンは初めてだな」

ディージア
「敵も強いし回復ポイントもないから、長期戦になりそうね」

トシ
「ようやく抜けたー!これで全部踏破か?」

アイス
「この部屋…なにかしら」



ディージア
「え…?なに?亡霊?」

ファロウ
「何者だ…って聞いているのか…?」

メタル
「何者と言われてもな…。俺たちはコズミックフォージを探しに来た者だ」

ルガード
「消えた…。何だったのでしょうか…」




魔法の森 南部

トシ
「さっき見つけたティンカーベルって、この妖精がいる森で使うんじゃないのか?」

ファロウ
「ティンカーベルっていかにも妖精関係の名前だし、そんな感じだな」

メタル
「では鳴らしてみよう(チリーン)」



ディージア
「わ〜本物の妖精だ〜」

ルガード
「フェアリークイーンですか。それならば、この森についても何か知っているはずですね」

アイス
「色々と質問してみるわ」

メタル
「ふむ…暗闇の森のデルファイが全てを知っている…か」

ファロウ
「デルフ?」

トシ
「デルファイだって。さっき森の奥で見つけた亡霊のことか?」

ルガード
「さっきは何も教えてくれませんでしたよ」

メタル
「そいつと話すには、どうしたらいいんだ?」



ディージア
「質問の答え方が決まっているのね。この通りに喋ればOKみたいね」

トシ
「ようやく、この森ともおさらばできそうだな」

アイス
「ありがとう妖精さん。お礼にアイテムを色々買っていくわ」




魔法の森 南東部



メタル
「フェアリークイーンの言っていた通りに答えるぞ」

ディージア
「…ペ…イ…?もしかして金払えって言ってるの?」

ファロウ
「なんつーがめつい亡霊だ」

トシ
「金なんて何に使うつもりだよ。まあ払うけどさ」



ファロウ
「おっと!急に何か出てきたぞ!」

メタル
「このヴィジョンは…前に夢で見た…」

アイス
「ゾーフィタス!」

ディージア
「またヴィジョンが変わった!次は王が出てきたわ!」



ルガード
「輝くガラスをかざし…銀の十字架を掲げ…聖水をかけて聖なる杭を打つ…。もしや、この王を倒す方法を映しているのでは!」

ファロウ
「まさに吸血鬼だな」

メタル
「銀の十字架は既にあるし、聖水は見つけた」

トシ
「聖なる杭って、船で見つけた十字架の木片じゃないか?」

ディージア
「あとは輝くガラス…。どこにあるのよ?」

アイス
「森の中に『真実の岩』って書かれた、鏡のように輝く岩があったわ。あれのことじゃないかな?」

メタル
「あれをどうにかして運び出せばいいわけか。だが、あんなに大きいものをどうやって…」

ルガード
「全部は無理でも、一部だけ削り取ればいいんじゃないですか?ノミやツルハシもあることですし」

トシ
「よーし!これで何とか揃いそうだな!」





←プレイ記録16へ   プレイ記録18へ→