Wizadry6 プレイ記録 15.タバコのおつかい

川 北西部〜沼地

東口の鍵で川岸にあった鉄格子を開けると、地上へと続く階段があった。

ディージア
「東口の鍵って、お城の東口のことだったのね」

メタル
「ようやく外には出られたが、周りは沼で囲まれてるから脱出はできなさそうだな」

ファロウ
「水の翼を使っても浮けないぜ。さっきの川でしか使えないみたいだ」

トシ
「入り組んではいるが、ジャイアントマウンテンに比べれば大したことはないな」

ルガード
「おや?あそこに誰かいますよ」





アイス
「虫…なのかな?ちょっと大きいけど…」

ディージア
「なにこいつ、キモっ!!」

トシ
「(おいディージア!口に出していい事と悪い事があるだろ!!)」

メタル
「(そうだぞ!人を見かけで判断するなと日頃あれ程…)」

ディージア
「(だ…だって!どう見ても人じゃないじゃん!)」

ルガード
「しかしながら、手に持っている紙を見ると、かなり高度な数学を行っているようです。これは只者ではありませんよ」

ファロウ
「お、話しかけてきたぜ…『タバコを持っていないか?』ってさ」

メタル
「いや、持ってないが…」

トシ
「ぶしつけな奴だな」


この謎の生物は、見たとおり(?)の虫であった。
ここで空間の相対位置についての計算をしていると言う。
夏のバカンス中に紛失した水タバコの現在地を導き出そうとしているらしい。


ディージア
「色々ツッコミどころがあるけど、とりあえず、他にそのタバコについての手掛かりはないの?」

メタル
「ポケットに手掛かりと思われる紙があったそうだ」

アイス
「ポケット…」

メタル
「『倉庫にある品を引き取りたい時は要求して下さい…』か」

ルガード
「倉庫というのは、下の川にあった、預かり所の倉庫のことではありませんか?」

ファロウ
「間違いなくそこだろうな。何でコイツ気付かないんだろう…」

トシ
「まあ近くだし、ちょっと行ってみるか」



道中

ディージア
「レベルアップしてワードオブデスを覚えたから、前に言った通りモンクに転職するわ」

アイス
「おめでとう!全体攻撃呪文ね」

ルガード
「私もここで転職することにします。メタルが後にロードになるということですので、私がサムライになりましょう」

トシ
「パーティー編成がガラリと変わっちゃうな」

ルガード
「バードからの転職なので、メイジ呪文を早く習得できると思いますよ。パーティーに不足している攻撃呪文を補えます」

ファロウ
「楽器は俺が全部引き受けたから、みんな安心して最前列で戦ってくれ」

メタル
「じゃあ直接攻撃は、強くなったディージアさんに担当してもらうか。…ん、どうした?」

ディージア
「ちょ…ちょっと待って!帽子とクロークしか装備できない…」

ファロウ
「ほう、これは…なかなか…」

ルガード
「己の肉体を武器にするのがモンクですからね。あながち間違っては…」

トシ
「まあ…その…意外と…」

ディージア
「ジロジロ見ないでよ!!何か着るモノ持ってない!?」

アイス
「あ…私の装備してる普通のローブならモンクでも装備できるみたいだよ。お城に戻って買いに行かない?」




マイ・ライの倉庫

メタル
「ということで城を一回りしてから、再びマイ・ライの倉庫に来てみたが…」





トシ
「引き換え番号がないと渡せない…か。まあ当然だわな」

ルガード
「こればかりは本人じゃないと分かりませんね」

ディージア
「ここに預けたことも忘れてるのよ?そんな番号覚えてないんじゃない?」

ファロウ
「一応聞きにいってみるか…」


一行は再度東口のキャタピラーの所へと向かった。





トシ
「番号を覚えてないのは、まあ想定内として…」

ルガード
「ビンに質問を書いた紙を入れて水に流すと、答えが返ってくる…と言っています」

ファロウ
「んなこと信じられるか!」

メタル
「というか、それなら最初からビンに流して水タバコの在り処を尋ねろ!」

アイス
「メッセージを書いた紙を貰ったけど、これを流しに行けってことかな…?」

ファロウ
「自分で行けこの野郎!」

ディージア
「これは相当な謝礼を貰わないと割が合わないわね」




川 南西部


トシ
「ここがそのボトルオラクルだけど、肝心のボトルはどうするんだ?」

ルガード
「コルク栓は途中の宝箱の中から見つけたのですが…」

ディージア
「人に頼むなら、せめて道具一式用意して渡すべきよね」

アイス
「最初の頃にお城の地下で拾った、空のワインボトルなんかが使えるんじゃない?」

メタル
「ずっと持ち運んでいたアレか。ゴミ同然だと思っていたが、まさかこんな所で役に立つとはな」

ファロウ
「じゃあ、このボトルにメッセージを入れて栓をして…」

トシ
「ほい、流したぞ。で、どうするんだっけ?」

アイス
「どこかに流れ着いているビンを拾うと、中には答えが入ってるらしいわよ」

ルガード
「じゃあ、探しに行きますか…」




川 中西部

メタル
「あったぞ!!この『失い物の島』の海岸に落ちていた!」

ファロウ
「まったく、苦労したぜ…。かなり探し回っちまったな」

ディージア
「ほんと、何でこんなバカな事しなくちゃいけないの!だんだん怒りが込み上げてきたわ」

トシ
「で、このビンの中身の紙に答えが書いてあるって言うんだろ?そんなことがあるわけ…」





メタル
「か…書いてある!」

ルガード
「いったいどういう仕組みになっているのでしょう…?」

アイス
「(コズミックフォージの在り処を尋ねて流すのはダメなのかな?)」

ディージア
「この番号を預かり所で言えばいいわけね。あ〜苦労した」

ファロウ
「みんな!奥の砂浜に鍵が落ちていたぞ。前回来た時には気付かなかったけど」

トシ
「忍者になってからスカウトのスキルは放置してたから、最近カンが鈍くなっていたな」

ルガード
「島の奥に開かない鉄格子がありましたから、おそらくそこの鍵でしょう」

ファロウ
「ほんとだ、開いたぞ。中に宝箱がある」

メタル
「中にはアイテムと一緒に遺骨の灰が入っていたぞ」

トシ
「そういえば、ミノスの島でも2つ見つけてるな。3つもあると、そろそろ邪魔だぞ」

アイス
「前に川を渡してくれた、あのカロンが遺骨の灰を集めてるって言ってなかったっけ?後で渡しに行ってみない?」

ディージア
「賛成〜、薄汚い骨が何かに換価できるなら、そっちの方がいいわ」




マイ・ライの倉庫

ファロウ
「ほら、引換番号だ。早く水タバコを持ってきてくれよ」

ルガード
「やれやれ、ようやく一段落ですかね」

トシ
「ん?何か様子が変だぞ。倉庫に行ったマイ・ライが助けを求めている!」





メタル
「おい、どうしたんだ!?」

アイス
「川に飛び込んでいっちゃったわ。倉庫の中にいったい何が…?」





ファロウ
「なんだこいつら…?」

ルガード
「泥棒でしょうかね」

メタル
「襲い掛かってきたぞ。どう見ても弱そうなのに、いい度胸してるな」

ディージア
「散々お使いさせられてイライラしてたから丁度いいわ」

トシ
「こいつら、こんな孤島の施錠された倉庫の中にどうやって入り込んだんだよ」


耐久力の高い小人・ボークと、そのお供のアイランドジャイアントであったが、直接攻撃しかしてこないため、難なく撃破される。


ディージア
「ふー、スッキリした」

ファロウ
「かわいそうに…あいつ何十発殴られたんだろうな…」

ルガード
「奥の宝箱から、例の水タバコが見つかりましたよ。ついでに武器や防具も、いくつか見つかりました」

アイス
「水タバコはともかく、武器や防具は他の人の預け物なんじゃ…」

メタル
「マイ・ライも川に飛び込んだきり戻ってこないし、助け賃としていただいても罰は当たらないだろう」

トシ
「どっちが泥棒なんだかなぁ…」




沼地


一行はキャタピラーの所へ行き、水タバコを渡した。



トシ
「喜んでくれてよかった」

ディージア
「ちょっと喜び過ぎじゃない?」

ファロウ
「危ないクスリでも入ってるんじゃねーのか?」

メタル
「む、御礼をくれるみたいだぞ」

ディージア
「なにかしら…ワクワク」

ルガード
「これは…赤いキノコ!!」

アイス
「キノコ?」

ルガード
「紛れもなくキノコですね。食べますか?」

ディージア
「ふざけんな!!このイモムシ!!」

トシ
「あ、満足して行っちゃったぞ」

ファロウ
「これもソッチ系の危ないキノコなんじゃないだろうな…」




川 北部


メタル
「じゃあ、カロンに遺骨の灰を渡そうか」





アイス
「この遺骨は自分で埋葬してこいって…鍵をくれたわ」

ファロウ
「自分から要求しておいて何なんだよ」

ルガード
「じゃあ他の遺骨を渡しましょう。あと2つあります」

アイス
「これは…全員の能力値を上げてくれたわ!」

トシ
「うおお!!俺の潜在能力が開放される!!」

メタル
「これは、ある意味アイテムよりもありがたいな」

ディージア
「やったー!じゃあ最後の1つの遺骨よ!」

アイス
「これは…500GP貰えたわ…」

トシ
「そ…そうか…500GP…」

メタル
「この川の船賃と同額じゃないか…随分安いな」

ディージア
「歩いて向こう岸まで行くのめんどくさいから、このお金払って運んでもらいましょうよ」

ファロウ
「遺骨の魂がこの光景を見てたら泣くぞ」

ルガード
「貰った鍵…死の鍵は、おそらく川にあった『死の島』の扉を開くものでしょう。先に進むことができますね」

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