Wizadry6 プレイ記録
13.墓場は暗く
島の地下
ファロウ
「なあルガード、使ってない楽器があったら貸してくれないか？」
ルガード
「いいですけど、何に使うんです？」
ファロウ
「何って演奏に使うんだよ。俺は今日からバードだからな」
ルガード
「ええ！？まさかバードに転職したのですか！？私とキャラが被るじゃないですか！！」
ディージア
「へ〜、でもまあいいんじゃない？ぶっちゃけレンジャーって使えなかったし」
トシ
「さりげなくヒドイこと言うなよ」
メタル
「だが、ファロウは忍者になりたいとか言ってなかったか？」
アイス
「（しーっ！ファロウは能力値が低いから、ファイター・シーフ・バードにしか転職できなかったのよ…！）」
ディージア
「（え…そうなの？ちょっと少なくない？）」
トシ
「ま…まあバードなら今までの（役に立ってない指先技とかの）スキルも無駄にならなくていいんじゃないか？」
メタル
「（中途半端なところが）、ファロウらしくていいと思うぞ」
ファロウ
「………」
ルガード
「みなさん、いきなり宝箱から鍵を入手しましたよ。これで両側の鉄格子を開けられそうですよ」
メタル
「見た感じでは大部屋が２つ…。そんなに複雑なところではなさそうだな」
アイス
「この無数にある小部屋は…お墓…？」
ファロウ
「どうりでイヤな臭いがすると思ったら、こんなに骸が転がってやがるのか」
ルガード
「どちらの部屋にも墓以外何もなさそうですね」
メタル
「仕方ないな。じゃあ１つずつ墓をあばいていこう」
トシ
「やっぱりやるのか…。バチ当たりそうでやだなぁ…」
ファロウ
「うおおっ！で…でやがった！」
メタル
「こんなことは想定内だ。さっさと片付けるぞ」
ディージア
「ディスペルアンデッド！…よし、成仏したわ！」
アイス
「成仏とはちょっと違うような…」
トシ
「自分の墓を荒らされて霊魂まで無理矢理消滅させられたら、俺だったら死んでも死にきれん」
ルガード
「でも経験値は大量なので、これはありがたいですね」
メタル
「アイテムも色々と見つかった。何かの役に立つだろう」
ファロウ
「まさに骨の髄までしゃぶりつくしてるな…」
ディージア
「ディスペル！…ふぅ、これで最後？」
トシ
「ディスペル様様だなぁ」
メタル
「近くに回復の泉があるから、そんなに危険なこともなく稼がせてもらったな」
ファロウ
「俺なんて一気にレベル７まで上がっちゃったぜ」
ルガード
「で…この墓はこれで終わりみたいですよ。アイテムは色々手に入ったけど、この後はどうしますか？」
トシ
「また城に戻っても、特に何も手掛かりはなさそうだしな…」
アイス
「そういえば外にイカダがあったから、それに乗ってみる？」
メタル
「川を渡らないことにはどこにも行けなさそうだから、取りあえず乗ってみるか」
川南部〜中部
一行はイカダに乗り込んだ。
ファロウ
「おい、どんどん流されていくぞ」
メタル
「自分で操縦はできないみたいだな」
トシ
「サーペントが出たぞ！」
アイス
「シー・サーペントって名前だけど、ここって川なんじゃないの？」
ディージア
「でかいけど、直接攻撃だけだから大した事ないわ」
ファロウ
「何とか倒したが、よくイカダの上で戦えたもんだ」
ルガード
「イカダが停まりましたよ。ここはどこでしょうか…？」
アイス
「見て！あれは何かしら…」
メタル
「人魚か…？いつの間にか囲まれてしまったぞ」
トシ
「嬉しいシチュエーションだけどヤバそうだな」
ファロウ
「何か歌い始めたんだけど…。どういうつもりなんだ？」
ルガード
「Hmm...リズミカルで韻も踏んでいて、中々に良い歌ですね」
ディージア
「なんだか盛り上がってきてるわよ」
メタル
「ミノタウロスの次はセイレーンか…。また戦いになるのか？」
トシ
「おい、俺たちに歌の続きを促してるみたいだぞ。どうするんだよ？」
ディージア
「バード２人、ここはウィットに富んだアドリブで応報してよ」
ファロウ
「オ、オレはまだ転職してから日が浅いし…」
ルガード
「これまでの歌詞の内容から逸脱しなくかつ、最後の締めとなるような一句を私の芸術的な感性で…いや、あるいは変に奇をてらわない方が…」
アイス
「Madness makes us
Free!（狂気が我々を自由にする）」
トシ
「おお！よかったみたいだぞ！サイレン達の態度が変わった」
メタル
「凄いなアイス！どうしてそんな言葉が出たんだ？」
アイス
「さっき地下の墓にあった『サイレンの本』に、今の歌が丸ごと書いてあったわ」
ルガード
「な…なるほど。芸術性を試されてたわけではなかったのですね…」
ファロウ
「サイレン達が何かをくれたぜ」
メタル
「水の翼か。これで川を渡れるみたいだな」
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