Wizardry #1 プレイ記録 03.暗転

マカニトを覚えた今、我々に敵はいない。

実際、このあたりはほぼ全ての敵がマカニトで一掃できるため、どんな大群が襲ってきてもこれ一発で片が付く。
前列が防御して後列が魔法で援護という従来の形を取りつつ、敵を次々薙ぎ倒していく。


より多くの経験値と宝を目的に、我々は地下4階へと降りた。
ここでも基本的に同じ戦法で挑み、軽々と勝利していく。
一度に多くを屠れるため、得られる経験値はかなり多くなってきた。


そして何回か戦っていると、突然敵の奇襲を受ける。

敵はワーベア×7とボーパルバニー×7。
相変わらずマカニトで消し飛ぶ敵ではあるが、こいつらは少しヤバイ。

麻痺+毒の特殊攻撃を持つワーベア、クリティカルをしかけてくるボーパルバニー。
単体では大した事はないが、計14匹もの集中攻撃を一斉に浴びるとなると、ただではすまない。


戦闘開始後、まずルイージが首を刎ねられ、カテリーナが集中攻撃を喰らって死亡。
さらにHitが麻痺させられる。
一瞬にして前列が壊滅し、後ろの3人だけとなってしまった……!


マカニトを唱えれば勝てるが、その前にポップが攻撃されたら、ACの高い彼は間違いなく戦闘不能となる。
そうなってしまえばまず勝ち目はなくなるし、僧侶2人が麻痺させられても、この後生還できる望みはなくなる。
戦うべきが逃げるべきかの選択となった。

……逃走が成功する確率か、ポップが先に攻撃する確率か、どちらが高いか……?


しばらく考えた後、俺の脳内コンピュータは逃走成功率の方が高いとはじき出した。

しからば逃走……!

……………………
……………………
……………………


が、しかし失敗……!

なんという不運!

後列の3人は、14匹の敵の猛攻を受けることとなってしまった!



あとの結果は言うまでもない。







一度の判断が全員の生死を決める。
それがWizardry。







勇者Hit達が志半ばで倒れたため、彼らを救助しに行かなくてはならない。
しかし、これは限定パーティー。
次のメンバーはすでに決められているのだ。


次なるメンバーは、No.7からNo.12までとなる。

No

名前

職業

種・属性

ボーナス

コメント 

7

ティナ

Mag

Elf・G

9

15

11

16

13

9

25

トランスはできません

8

マイルス

Fig

Hum・E

12

8

5

11

8

9

7

貴重な悪の戦士

9

ハッサン

Mag

Dwf・G

10

12

10

11

5

6

6

間違って魔法使いに転職した男

10

ゴリ

Fig

Hum・N

13

8

5

12

8

9

9

特技はゴリラダンク

11

イアナ

Pri

Elf・E

7

10

13

11

9

6

8

ドルイド僧です

12

マリオ

Mag

Hob・E

5

12

7

8

10

15

7

弟の仇をとるべく参戦


こちらはメイジ3人という、また偏ったパーティーだが悪くはない。
しかし、メイジはこれで全員であるので、彼らが全滅したら非常に厳しくなる。
何としても先のパーティーを救出しなくてはならない。







装備を整えて迷宮へと繰り出した。
鍵や置物も全てHit達が持っているので、そこからやり直しとなる。


新しいパーティーも最初の最初が一番危険である。
HPは8しかないので、運が悪ければすぐに死んでしまい、生き返らせる金もない。
一回戦うごとに宿屋に戻るのは最初のパーティーの時と全く同じだ。
しばらく注意して戦闘を続ける。


戦う相手は幸いにコボルドとオークばかりだったので、そこまでの危険はなかった。
そして何度か戦い、無事にレベルを上げることができた。
レベル2となれば、かなり安全になる。


その後も戦いを繰り返し、レベル3,4と次々上がっていった。
やはり魔術師3人は強い。
一斉にカティノをかけると敵はほぼ無力化する。



前列にも戦士が2人いるため随分頼もしい。
レベル5になってマハリトまで覚えたら、更に強力になるだろう。


しかし、このパーティーには盗賊がいないため、金がほとんど入手できない。
もし死者が出ても復活させられず次のメンバーとなってしまう。
そうならないことを祈るが、こればかりは無理かもしれん……。







ここで重大事実が発覚した。
なんとリルガミンサーガでは金の鍵を持っていなくてもエレベータールームに行けてしまうのだ!
確かPC98版とかでもそうだったような気がするが、各種鍵と置物の意味が全くなくなってしまった。

だが、Hit達が全滅したのはエレベータールームの先、「コントロールセンター」と書かれた扉を開けた場所だ。
つまり地下4階の戦闘に一度勝利するだけで、彼らを救助できる。
レベル7になってラハリト・ダルトを覚えれば何とかなる範囲だろう。
イアナがまだディアルコを覚えていないので不安だが、レベル7になるまで地下2階で戦い、その後地下4階に直行することにした。







地下2階でクリーピングコイン先生が出現したため、無事短期間でレベル7まで上げることができた。
しかしながら、イアナはディアルコもラテュモフィスも習得できず。

No

名前

職業

Lv

種・属性

HP

コメント 

7

ティナ 

Mag

7

Elf・G

11

16

16

18

17

12

44

頼もしいHP さすが魔導戦士(嘘)

8

マイルス 

Fig

7

Hum・E

14

8

5

14

11

12

57

まあ可もなく不可もなく

9

ハッサン

Mag

7

Dwf・G

14

16

12

11

5

9

22

やはりドワーフのメイジはムダが多い

10

ゴリ

Fig

7

Hum・N

18

12

9

14

12

14

33

力が急成長 本当に高校生ですかあなたは!?

11

イアナ

Pri

7

Elf・G

9

13

16

16

14

9

41

生命力は上がってくれたが呪文を覚えない

12

マリオ

Mag

7

Hob・G

11

13

11

12

9

17

18

ホビットらしくない能力になってきた 


さて、この状態で地下4階に挑む。
勝てない範囲ではないだろうが、全力を尽くさなくてはならないため、救助は1人ずつとしよう。







マリオを外した5人でエレベーターに乗り、地下4階へと向かう。

コントロールセンターの扉を開けた瞬間には戦闘とはならない。
そこで立ち止まり仲間を探すと……

6人全員がそこにいた。
別の場所にいってなくてよかった。

とりあえずHitを救助。
彼は麻痺と毒の状態のまま放置されていた。
イアナでは治療できないので、このまま町まで運ぶしかない。

そして、エレベーターに戻ろうとすると、ここでコントロールセンターのアラームによる戦闘が起こる。
敵は……



よし!セーフ!

Hitは無事ではあったが、ロングソード+1(未鑑定)を失っていた。
これは地味に痛い。
あとはイアナにディオスをかけさせながら町へ戻り、カントに放り込む。
もうちょっと待っててくれ!


次の救出は僧侶リフ。
彼も麻痺&毒状態だ。
続く戦闘は……

「友好的なワーベア」

なんだ、余裕じゃないか。
ちょっと構えすぎたかな?
同じくスルーして町に直行し、リフをカントに預ける。


続いての救出は弁慶。彼も麻痺毒である。
戦闘は、レベル3ニンジャとレベル1ニンジャの大群であった。
強敵であるが、ハッサンとティナのダルトによって無事一掃できた。
これで3人目までを無事救出。
カントに行き、弁慶の麻痺を治療する。

そして弁慶のディアルコにより他の2人も回復。
彼らは生還したのだ。


No.1〜3のキャラが戻ったことで、パーティー編成をHit リフ 弁慶 ティナ マイルスに変えて、再度救助に赴く。
他の3人も無事救出して生き返ることができれば、最初のメンバーに戻ることとなる。
今度は友好的な敵は出なかったが、こちらも主力メンバーであるので呪文を駆使すれば危険はない。
こうして無事、残りの3人の死体を回収することができた。


さて次は復活だが、幸い全滅したパーティーの金はあまり失われていなかったため総額で約7000GPあった。
しかしこの金額ではレベル9のキャラクターは2人までしか復活させられない。
できればマカニトを使えるポップを先に生き返らせたかったが、縛りの名目上、Noの若い盗賊2人を優先させることにした。


「ささやき 祈り 詠唱 念じろ!」


ルイージ、カテリーナともに復活成功!
本当は盗賊2人もいらないのでどちらかロストしてほしかったが、 とにかく無事に戻った。
パーティーはこの2人を加入することになる。

あとはしばらく戦って資金を貯めて、ポップの復活にも成功した。
かなり手間取ってしまったが、これで最初のメンバーが戻ることができた。
再び彼らのパーティーで地下4階の探索をはじめよう。

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