Ultima7
登場人物セリフ集

Quenton クエントン




start
青白い幽霊が、君の方を向いて弱々しく微笑んだ。
「こんにちは、アバタール。以前にどこかで、お会いしましたか?」
君は彼の目に見覚えがあった。そして、彼の目が色褪せた。
「すいませんね」彼は首を振って、微笑んだ。
「私はクエントンの亡霊です」

(二度目以降)
クエントンは君の方を向いた。
「こんにちは、アバタール。こちらへ来て、旅の疲れを休めて、私とご一緒ください。私は亡霊ですが、あなたに有益な情報を持っていますよ」

(交霊の呪文を使っていない時)
青白い幽霊が君を見ているようだが、何らかの理由で喋れないようだ。
がっかりして、幽霊は行ってしまった。 

(ホランスの塔)
君は青白い幽霊に話しかけたが、彼は、あたかも君が全く存在しないかのように、君を見透かして見ている。

(塔へ行く途中)
君は彼の顔の前で手を振ったが、何の反応もなかった。
「お願いだ、お願いだ…今は、あなたと話すことができない。自分に何が起こっているか分からないんだ。お許しください、アバタール」
幽霊は、常時より青ざめて見えた。


name
「私はクエントンと呼ばれています、アバタール」


job
彼は君の質問に微笑んだ。
「かつては海を放浪していました。その頃は、漁をして暮らしていましたね」
「もう、何年も何年も放浪し、そして」
彼は微笑んだ。
「その時に様々な物を見てきました」


Tortured One
「ケインのことですか?彼は、ここスカラブレイの錬金術師でした。彼は今、自身が引き起こした罪による、永遠の苦しみの中を過しています。この町を炎に包み破壊したのです」


shade
「私の話は、長く悲しいものですよ。お時間はありますか」
彼は、しばらく考え込み、そして語り始めた。
「私が若かった頃のことです。私はグウェンという名の愛しい女性に出会いました。私は彼女を妻に迎え、幸せに、のんびりと暮らしていました。そして、彼女は、この世界に光をもたらしました。私達は、その子にマーニーと名付けました。嵐の後の涼しいそよ風、という意味です」
彼は思い出に微笑んだ。そして、額に皺を寄せて続けた。
「そして、ある日、妻が連れ去られました。何処に行ったのか、誰にさらわれたのか、私には分かりません。それは悪しき者でした。それからすぐに、マーニーは心を病んでしまいました。私はマーニーの健康を気遣い、彼女の世話をしなくてはならなかったので、漁に行く時間が無くなってしまいました。しかし、金は必要でした。だから、とある男と関係を持つようになりました。彼は、ないがしろにできるような者ではありませんでした。そして、私が彼からの借金を返済することができなかった時、私に破滅が訪れました。ある夜、彼が私の所にやって来て、私を殺したのです。私には、振り向いて戦うことも、助けを呼ぶ間もありませんでした」彼は沈黙した。「しかし、それは、この島が炎に包まれて死の島になった時から、ずっと前の出来事です」


Marney
「私が殺されてからは、私の親友ヨールが、マーニーを自分の娘のように世話してくれました。彼は最善を尽くしてくれましたが、マーニーの病気は重くなるばかりでした。そして数ヵ月後、マーニーは衰弱して死んでしまいました」
彼はそこで話を止めた。彼の霊の目には涙が溢れている。そして、彼は怒って言った。
「今、マーニーの魂は、リッチのホランスに囚われている。あの汚らわしい獣から、彼女を救ってくれ!」
彼は君を掴もうとしたが、彼の手は何の抵抗もなく通り抜けた。

(マーカム :
「おいおい、クエン、落ち着くんだ」
マーカムが君に近づいて囁いた。
「彼を許してやってくれ、アバタール。彼は娘の話をした時には、よく我を忘れちまうんだ。気持ちは分かるだろ」)

クエントンは落ち着きを取り戻した。
「お許しください、アバタール。私の苦悩を、あなたに負わせる権利はありません。私の可愛いマーニーが、あの…獣に囚われていることを思うのは苦痛です」


fire
「町のヒーラー、モルドラ婦人が、リッチ・ホランスを阻止する計画を立てていたそうです。彼女が市長に話していました。私は、彼女が何を計画していたのか詳しくは分かりませんが、町の鍛冶屋トレント、錬金術師ケインが関係していたみたいです。ケインが仕事に取り掛かり始めてから、さほど経たない時に、災禍の炎が島を引き裂き、全てを破壊しました。そして、スカラブレイは数日間、炎に包まれました」


Liche
「かつて、200年前に、ホランスという名の、優れた才能を持つ魔術師がいました。彼は、魔法の研究と、愛しい詩を書くことの2つを愛好していました。スカラブレイの人々は、この類の魔術師は町を守ってくれることを知っていたので、危険は感じていませんでした。しかし、彼は変わってしまいました。まず、彼の美しかった韻律が、狂ったリズムになりました。そして、彼はそのようにしか喋らなくなってしまったのです。以前には町の人々の前でも見せてくれた彼の呪文は、破壊的で暴力的になり、人々は彼を恐れ始めました。その頃に、私は死にました。それから後、彼は世捨て人となり、北部に塔を建てて、そこに篭って出てこなくなりました。そして、ある夜、墓地の墓が開き、死者が歩き始めました」

(マーカム :
マーカムが強調するように頷いた。
「おう、そうさ。俺も見たぜ」)

「彼らはホランスの塔に向かって行進し、今や、島中を彷徨って彼の命令を遂行しています」

(マーカム :
「幽霊は、もう誠実に暮らせねえってこった。ヘッ」
マーカムは、少し不機嫌そうであった。)


Mistress Mordra
クエントンは、期待しているようだった。
「もし、あなたが我々を助けてくれるのでしたら、彼女に話すのが一番でしょう。少なくとも彼女は、あのリッチを除去する方法を知っているようです」


Mayor
「市長…」
クエントンは注意深く言葉を選んだ。
「…ええ、彼は、慎重さは『勇敢』の良い側面だと信じています。ですから、彼は、あなたに何らかの助けを申し出てくれるでしょう。ですが、まずは、あなたが彼に危害を加えるつもりがないことを、納得させる必要があるでしょう」


Trent
「おお、あの哀れな男は、私と同じく、魂がもぎ取られ失われる気持ちを知っています。彼の妻、ロウェナは、歩く死者によって殺されました。そして、モルドラ婦人は、彼女がリッチの隣の玉座に座っているのを見たと言っています。このことが、トレントを幾分狂わせたのだと思います。彼は昼も夜も、奇妙な形の檻を造っています。奇妙ですが、彼はそれを未だに完成させていないようです。彼は、炎の中で死んだことも覚えていないようですが、ホランスに対する強大な憎悪は、まだ彼の心で燃えています」


Caine
彼は、君の質問を期待していたかのように見えた。
「嗚呼、ケイン、我々をリッチから解放しようとした彼の試みは、代わりに我々を呪い、そのリッチの奴隷としてしまった」


slaves
「そう、我々は彼の奴隷なのです。我々は毎晩真夜中に、あのダークタワーに行き、彼の黒ミサに従事しなくてはならないのです。私が知っているのは、モルドラが、そう話してくれたからです。ダークタワーにいる時のことは、全く何も覚えていません」彼の表情に恐怖が伺えた。


sacrifice
君は、魂の井戸に入り、それに破壊をもたらすためには、霊魂が必要だと説明した。クエントンは、しばらく考えて返答した。
「どうか、分かってください、アバタール。私は、そのような勇気ある者でありたかったと、心から思っています。ですが、マーニーを破壊してしまうかもしれないような事は出来ないのです。思い出してください、彼女の魂は、墓地の死体と共に安らかに眠っているのです」
「いや、申し訳ありません。私には危険を冒すことはできません」
彼は、とても疲れきっているように見えた。


bye
「さようなら、アバタール」
彼は振り向いて、マーカムとの話に戻った。


ロウェナがいる時
(ロウェナ :
「こんにちは、クエントン。よろしくしていただけるかしら」
ロウェナが、青ざめた幽霊に向かって勝利の笑みを浮かべた。)

「ええ、奥さん。ご期待に沿いましょう。あなたに再び会えて、我が心は歓喜しています。トレントには、もう会いましたか?」

(ロウェナ :
「嗚呼、まだです。この親切な方が、私を連れ出してくださいました」彼女は君のことを指し示した。 「彼があなたを見失ったのは、良い知らせです」)


フォーシーズがいる時
(フォーシーズ :
「やあ、クエントン」
市長は口髭を横に広げて微笑んだ。)

「こんにちは、市長。調子はどうですか?」

(フォーシーズ :
フォーシーズは、クエントンの真摯な問いかけに驚かされたかのようだった。
「ああ、よい調子だよ、クエントン。ご心配ありがとう」)

彼は市長の感謝の辞に微笑んだ。






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