Ultima7
登場人物セリフ集

Paul ポール





start
若い役者が君に返事した。
「はい?」


name
「ポールです。仲間はメリルとダスティンといいます」


job
「フェローシップの情熱劇を演じています。観賞料金は、お1人様2ゴールドです。ご覧になりたいのでしたら、おっしゃってください」


Passion Play
「情熱劇とは、道徳的な物語の演劇ですよ」


Fellowship
「演劇をご覧になった方が早いと思います」


perform
「情熱劇を見ていきますか?」

(yes)
ポールはゴールドを受け取った。
「ありがとうございます。それでは、おくつろぎください。はじまりますよ」

(金が足りなかった時)
「おお、申し上げにくいのですが、観賞料が足りないようです。またの機会をお待ちします」

(他の2人がいない時)
「申し訳ありません、私の仲間の役者の準備ができていないようです。情熱劇は一時休止とします」

(閉業時)
「すいません、ちょうど休憩中なんです。通常時間に、またステージにお越しください」

(no)
「またの機会をお待ちします」


bye
役者は君にお辞儀をした。


Meryl メリル



真剣な表情の中年の女優だ。情熱劇の役に集中しており、話すことができない。おそらく、ポールに話した方がよいだろう。



Dustin ダスティン



40代半ばから後半くらいの、がっちりとした背の低い男優だ。情熱劇の役に集中しており、話すことができない。おそらく、ポールに話した方がよいだろう。




情熱劇

役者達が持ち場に着いて仮面を被ると、君は劇を見るために席に着いた。

(スパーク :
スパークが君に囁く。「リンゴ飴が食べたいなぁ!出店があればなぁ…」)

音楽がかかり、ポールが舞台中央にやってきて、観客に挨拶をした。
「ようこそ、我らが物語、人生の真実の物語へ。これは、とある男が妻を失った悲劇の物語。ですが、悲しみはいりません、ここにはフェローシップがあります。内なる3つの力によって、恐れることはありません。
ダスティンが舞台に立ち、ポールが退場した。メリルは彼の前に横たわり、死んだようなポーズをした。
「破滅なり!絶望なり!死なり!我が最愛の妻は死んだ!病が彼女を連れ去り、悲しみの歌が残った!」
ダスティンは頭を抱え、すすり泣く仕草をした。
彼が泣いていると、メリルが幽霊のような格好で死体から起き上がり、ダスティンに話した。
「我が愛する夫よ!絶望しないでくださいませ!これは破滅ではありません!憂鬱と絶望より立ち上がるのです!」
「誰が語りかけているのだ?彼女であろうか?それとも、我が心は狂ってしまったのか?しかし、こんなことを出来るのは、誰であるのか?」
「夫よ、聞きなさい。落ち着いて気を確かにするのです。そして、あなたを救う者を探し出しなさい。それは…フェローシップ!」
メリルが舞台から退場し、ダスティンが1人残った。
「フェローシップと言ったのか?だが、そこで何を求めよと言うのだ?私には8つの徳とヒーラー達がいる。他に必要なものはない!」
ポールがメリルを連れて舞台に上がった。
先ほどとは違うマスクを着けている。
「それは間違いだ!フェローシップは、汝を助けるために存在する!内なる3つの力が汝に協力の心を与えるのだ!」
「今こそ、我らの仲間に加わるのだ。君の兄弟の計画に加わるのだ。我らの教義にて精進し、より良き人間となるのだ」

ここで、ダスティンがフェローシップに加わり、ポールが扮する『支部長』からメダリオンを授かり、メリルから歓迎を受けた過程が、順番に精巧に演じられた。
「常に協力に努めよ、兄弟を信じよ、報酬は後から来る、我らの言葉を聞くのだ、これらは確かな事なり!」
「私は財産の半分を寄進しましょう!これは投資です、そして待ちましょう!いつの日か、私を悲惨な運命から解き放つ報酬がやって来るでしょう!」
ダスティンはポールにお金を渡す仕草をした。
そしてポールが退場し、ダスティンは舞台に寝転がって眠る仕草をした。
しばらく後、メリルが舞台に上り、ダスティンの周囲でダンスをし、彼の上に何やら輝く粉を振り撒いた。

(イオロ :
イオロが囁いた。
「この視覚効果だけはいいな。だが、台本がちょっとばかり弱いと思わないかい?」)

メリルが舞台を去り、ダスティンが起きた。
見よ、彼が眠っていた場所の傍にバッグが置いてある。
彼がそれを開けてみると、中にはゴールドの包みが入っていた!
「ロード・ブリティッシュの名に宣言しよう!これこそ我が報酬だ!天からの贈り物だ!昨晩聞いた、もう悲惨な人生を気にかけなくてもよいという声は真実であった!」
「夢の中に、その声は現れた。それは我が内なる声に違いない。今や私は、仲間と支援者、そして主を得たのだ」
俳優の言った『仲間』『支援者』そして『主』という言葉が、君の耳にさわった。以前に、この言葉を聞いたことがある。

(仲間 :
「実に酷いもんだ」)

ポールとメリルが舞台でダスティンに加わり、全員が手を繋いだ。
「フェローシップは、あなたに目的をもたらします。加わることがただ1つの選択。我らに委ねましょう。そして、あなたの内なる声を探しましょう」
そして、俳優達がお辞儀をした。これでお終いのようだ。君は彼らに拍手を送った。

(仲間 :
「声とは何のことだったんだ?全然分からなかったぞ。こんなややこしい劇は、俺は好みじゃないな。時間と金を無駄にした!あんた好みの娯楽に付き合わされるのは、これで最後にしてくれよ!」)




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