Ultima7
登場人物セリフ集

Markham マーカム





start
肥満したアンデッドの酒場主人が、にっこりと、身の毛もよだつような笑みをして君に挨拶した。
「ようこそ、旅人よ。この老マーカムの隣に座って、旅の話でもしてくれ。なんせ、ここには旅人があまり来ないんだ」

(二度目以降)
マーカムは君に挨拶し、ジョッキの酒を飲み干した。
「ようこそ、友よ。ちょっと隣に座って、素敵な知性でもって、俺の無窮の時間を元気付けてくれよ」
彼は、半分腐っている者だけができるような、あの愛らしい笑い方をした。

(交霊の呪文を使っていない時)
そのアンデッドは君を見透かした。彼は周囲の出来事には気付いているようであったが、君を見ていないようであった。

(ホランスの塔)
君は、太った幽霊に話しかけようと試みたが、彼は、君や他の全てと距離を置こうとしているようであった。

(塔へ行く途中)
太った幽霊は、僅かに震えて、不明瞭な声で話した。
「無礼を許してくれ。頭が割れるように痛えんだ。このお喋りは、また後にしてもらっていいかい?」
彼は両手でコメカミを掻き始めた。  


name
ずんぐりとしたゾンビは、片方の手で口元をぬぐった。
「俺は、ケグ(樽)のマーカムだ」
彼は運んでいた大きなワイン樽を叩いた。

(ポーレッテ:
可愛らしいポーレッテが、ぶらぶらと歩き回り、マーカムの大きなお腹を叩いた。
「ええ、彼はケグ(樽)のマーカム、その通りね」
彼女は、この老人に愛らしく微笑み見下した。)

「それで結構だ!」
マーカムは、この可愛らしい女の幽体の尻に平手打ちを食らわせた。
「ちゃんと仕事して、鹿肉でも持って来い」
彼女はケタケタと笑って、行ってしまった。
彼は陽気な表情で君を見た。
「あの娘には、どうしていいか分からんよ」


job
「おう、この素敵な酒場、『ケグ・オ・スピリッツ』を経営してるぜ」
そして、しばらくの間、彼は真剣になった。
「この場所は、かつてはブリタニア中の人々を、ガーゴイルも人間も引っ張りこんでたもんさ。あの炎の前まではな」


fire
彼は不愉快そうに見えた。
「ケインが、町に四方から風を吹きかけたんだ。そして、俺達は皆、ここに囚われちまって、ホランスの野郎の奴隷になっちまった」
彼の目の瞳に、小さな青い炎が現れたが、彼が落ち着きを取り戻すと、それは消えていった。


Caine
彼の醜い容貌に、うんざりした様子が浮かんだ。
「あの苦悶する魂は、あいつの愚かな失敗で出来上がった穴の中に入り浸ってるよ。あいつには近づきたくないね。あいつは少し狂ってるからな。そうだろ」
彼は、側にあった樽から、コップにワインを入れ直し、それを一口で、ほとんど飲み干した。

(クエントン :
「マーカム、どうか、少しばかりケインを哀れんでやってくれ。彼は致命的な間違いをしたが、町を守るための何かを作ろうとしていたんだ」
青白い幽霊は、とても困っているように見えた。)

「ああ、俺も、あんたが正しいと思うさ、クエン。あいつが、文字通り地獄の炎を俺達の上に呼び出した時、あいつは俺達を救おうとしていた。俺が人生の盛りで死んじまったことに、憤ってるのさ」
いたずらっぽい笑みが、彼の幽霊のような容貌を再び明るくした。


tortured soul
「スカラブレイにいる全員が、彼をその名で…『苦悶する者』と呼んでいるのさ」
彼は恥ずかしそうに笑った。


Skara Brae
「あんたが居る島の名前だ」
彼は首を振った。


Horance
「俺は、ずっとスカラブレイで暮らしていたが、あいつは怒れる狂人になっちまった。あの馬鹿馬鹿しいリズムと狂った笑い声。ある晩、俺達は雷の音を聞いたんだ。空は星明りで、雲ひとつなく、確か満月だったと思う…」
彼は考え込んでいるような表情をした。
「だが、俺が言ったように、雷の音が聞こえたんだ。そして、あの深くて暗い笑い声が、北の塔から…ホランスのダークタワーから聞こえてきた」
こう言った後、彼はしばらくの間、沈黙した。

(クエントン :
青白い幽霊が前に来て、囁いた。
「その出来事が起こった時も、私は半分、死の世界で暮らしていました。あの時、塔から奇妙な引力を感じたのです」)

しばらくガブ飲みした後、彼は続けた。
「そして、悪いことに…俺がその音を聞いた時は、牛の様子を見に外に出ていたんだ。そいつぁ東にあるから、俺は墓場を通って、そっちに行った。そしたら、あんた、何を見たと思うよ?教えてやろう。墓が裂け始めたんだ。中にいる人が出てくるかのようにな」
彼は目を見開き、また酒をチビチビとやった。


Keg O’ Spirits
彼は本当に悲しそうに言った。
「ここは、かつての俺の誇りであり、喜びだった。このケグは、ブリタニア中どころか、他の場所にも知れ渡っていた。ああ、だが今は、その面影はねえ。全盛期には、貴族、騎士、詩人、商人なんて奴らが来てたんだぜ。まあ、もちろん、ちょっと変な奴らもいたがな」
彼は君にウィンクした。彼の魂は、挫けてはいないようだ。


sacrifice
君は、魂の井戸に入るために犠牲が必要なことを話した。そして、マーカムは、長く、深く考え込んだ。
「じゃあ、あんたは、俺が3月ウサギのようにトチ狂って、その…魂の井戸ってやつの中に飛び込んでほしいってワケだな?」
彼は疑い深く君を見た。
「まあ聞け。俺はガキの頃から、そんな勇気は持ち合わせてねえんだ。その頃から敏感だったんだよ。その犠牲には、別の奴を探すこったな」

「ああ、分かったよ。もう話したはずだぜ。俺には興味のねえことだ」
彼は君のしつこい説得にも、一瞥もくれなかった。


bye
「おう、もう行っちまうのかい?じゃあ、気をつけてな。それで、歩く死者を見てみるこった。あいつらは、幸せじゃねえし、口うるさくもねえ」


ロウェナがいる時
「おお、こんにちは、ロウェナ。また、あんたに会えて嬉しいよ。あんたの綺麗な顔を見るのは、この老人の心に太陽の光をもたらしてくれるぜ」
彼は微笑んで言った。

(ロウェナ :
彼女は丁寧にお辞儀をし、微笑み返した。
「こんにちは、マーカム、また会えて嬉しいわ。どんな恐ろしい所業でも、あなたに女性にお世辞を言わせることは止められないものね」)


フォーシーズがいる時
「ああ、うん、こんにちは、市長。あんたは、市庁舎に引っ込んじまったと思ってたよ。いや、うん、また会えて嬉しいよ」

(フォーシーズ :
「ああ、そうだな。また会えて嬉しい」)



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