Ultima7
登場人物セリフ集

Arcadion アルカディオン





start(エレシアンがいる時)
「はい、ご主人様。何の御用でしょう?」
鏡の中の暗い影が、深くお辞儀をした。 

(エレシアン :
エレシアンは周りを見回して言った。
「おまえを呼び出してはいない。今は、おまえの力は必要ないから去るのだ!」
老人は投げやりに手を振った。)

引きつった笑いで人影は答えた。
「分かりました…」
そして意味ありげに言葉を止めた。
「ご主人様」


(エレシアンがいない時)
「はい、ご主人様。何か御用でしょうか…」
鏡の中の波打つ顔は、しばらく止まった。
「おまえは、我が主人ではないな」
彼は小さくお辞儀をして続けた。
「御機嫌よう、ブリタニア人よ。偉大なる悪魔アルカディオンに、何の御用かな?」


(契約後)
アルカディオンは真に驚いているようだ。
「何を待っているのだ!?頼む!我を解放してくれ!」
「ここには、我を自由にすることのできる宝珠がある!小さな青い石だ。早く見つけ出して、我をこの呪われし鏡から解放してくれ!」
巨大な悪魔は、監禁された鬱屈で騒ぎ立てた。


(宝珠を持っている時)
「おまえは、小さな青い宝珠を持っているな。それは我を自由にするものだ!それを使って、この呪われし鏡を砕いてくれ!そうすれば、ここから出られる!」
アルカディオンは鏡から飛び出す準備をしているようであった。


(二度目以降)
「また会ったな、ブリタニア人よ。何の御用かな」
この悪魔は共鳴の魂だ。


(二度目以降)
「おまえが我を解放するための探求を、少しばかり手伝えるかな。何かあれば尋ねてくれ」
アルカディオンの笑みは耳まで裂けた。



name
大きな悪魔は、長く鋭い歯を見せ、媚びるように笑った。
「言った通りだ。我は悪魔アルカディオン」

(宝珠を持っている時)
解放を予感してか、彼の幾分か艶のある外皮はほぐれているように見える。


job
アルカディオンは微笑もうと試みたが、惨めに失敗し、ドラゴンをも石化させるような歪んだ顔を君に向けた。
「我は今、エレシアンという魔術師に仕えている」
彼は形式ばって述べた。
だが君は、アルカディオンはエレシアンを八つ裂きにしようとしているのではないかという、全く逆の印象を受けた。


Erethian
「彼は我の主人…」
悪魔は微笑み、辛うじて憎しみの形相を隠した。
「他の…協定が成されるまではな」
アルカディオンの翳った顔立ちに、魅惑的な笑みが浮かんだ。

(契約後)
「そうだ、おまえが、我を解放するという約束を守れば、我はあの、シラミに集られ、ノミに齧られた老魔術師から自由になれるのだ」


serve
恐ろしい感情を抑えるかのように、巨大な悪魔の目が閉じた。
「我は、あの盲目の老人に、200年以上も仕えているのだ!」
アルカディオンは言葉を止め、平静を取り戻した。
彼の薄暗い顔には、明白に思慮が表れた。
「この望まぬ束縛から、我を解放するための手助けをしてくれぬか。我の計り知れない力を見せてやるぞ」
悪魔は、彼の申し出が理解されるまで待った。
「どうだ生者よ、我を助けるか?」

(yes)
意地の悪い表情がアルカディオンの顔に浮かび、即座に上辺だけの感謝に取って代わる。
「おまえは、我を解放するという誓約をした、真に勇敢なる者だ。永久に感謝しよう」
脂ぎった笑みが悪魔の顔を覆った。
「生者よ、おまえは今日、非常に強力な盟友を得た」
悪魔の目が瞬いた。
おそらく、チャーミングな態度を取っているつもりなのだろう。

(no)
「そうか、分かった。では、他の子羊のために奔走することに甘んじているがよい」
彼は揺らめいて消えていった。


release
アルカディオンは、無理矢理に鏡を潜り抜けようとしているかのように見えた。
そして、再びその途方もない怒りを抑えつけた。

(契約後)
彼は、その筋肉質な腕を胸の前に組み、冷酷な笑みをゆっくりと戻した。
「我は、おまえの勇気に敬服する。エレシアンは強大な魔術師であった。おまえが弄んでいる子羊達のような者ではない」
蔑んだ冷笑が悪魔の顔から消えていった。
「我が実体化するには、特別な宝珠を使い、この鏡の牢獄を砕かなくてはならぬ」
切迫していた自由の可能性を感じ取り、彼の目が光った。


gem
「我は知っている。それは、この島にある。見つけ出し、ここに持って来るのだ。そして共に、あの忌々しい魔術師が我を束縛する、この鏡を砕くのだ」

(契約後)
「我には感じる!宝珠は近くにある!早く!早くそれを使って、我をこの呪われし鏡から解放してくれ!」
アルカディオンは期待に溢れて涎を垂らした。

(宝珠を持っている時)
「おまえは宝珠を持っているのか!我には分かる!それを使って、鏡を砕くのだ!解放されれば、ここを潜って出ることができる!」
悪魔は、衝動を抑えることができないようだ。


bye
悪魔は微笑み、再びお辞儀した。
「さらばだ、ブリタニア人よ。また出会う日まで」
最後の言葉が発せられた途端に、彼は消えてしまった。

(契約後)
アルカディオンは、とても悪魔らしくない仕草でウィンクした。
「さらばだ、勇敢な生者よ。おまえの勇気は人間の中で無比のものだ」


宝珠を使用する
宝珠からエネルギーが迸った。
「今こそ、ブリタニア全土に復讐をする時だ。この呪われし鏡の中で過した代償の全てを支払わせてやるぞ!」
宝珠が明るく輝き、君は世界の崩壊を予感した…しかし、何も起こらなかった。
「だめだ!」
悪魔は心からの叫び声を上げた。
その少しばかり澄んだ音は、宝珠の中に響いた。
「出られない!あの老人の言ったことは正しかった、我は囚われたままだ!」
悪魔の怒りの声が、静かになった。




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