Ultima Savage Empire
登場人物セリフ集

Wamap ワマップ




土色の肌をした、ずんぐりむっくりの男だ。鋭い目をしている。
(初回)
「あれまぁ驚いた。あんた、ウラリの人間でないね」彼はしばらく、この事態について考えた。「よそ者さんが、生きて沼を渡ってきたワケだねぇ。けっこうデキルんでないかい?」
彼はまた考えた。そして、微笑みを浮かべて言った。「ボク、あんたと友だちになりましょう」

(二度目以降、任務達成前)
「あれまあ、こりゃ、ボクの大切なお友だちでないかい」彼は片方の眉毛を吊り上げて、疑わしげに聞いた。「あんた、本当にボクのお友だちのアバタールかね?」
「ボクはあんたに、この世界で一番かわいそうなウラリ族を救うためには何が必要とされているか、話してあげたよね。なのに、どーして、お願いしたことをやってくれないわけ?」

(ダーデン撃破後、ファボズ救出前)
「もう、あんたにお願いすることはない。ボクはあんたの味方だ。だけど、ウラリ族の協力が必要ならば、グレート・ファボズさんを救い出してきて欲しいんだわ」

(連合後)
「あれまぁ驚いた、アバタールでないか。よく来てくれたねぇ。だーい歓迎だわ」彼は混雑した海水浴場に迷い込んだサメのような、幸せな笑みを浮かべた。


名前
「ボクは、ワマップ。ワマッシュのせがれだぁ。本当の名前だよ。わかるかねぇ、この意味。本当の名前を言うことで、あんたにボクの生気を分け与えたんだね。つまりこれは、真の友情の表われなんだわね」


ワマップ
「変てこな恰好してるわりにゃ、物覚えがいいんでないかい」


仕事
「ボクはウラリ族の祈とう師なんだわ。精霊の声さ聞いて、ま、おおかた、ファボズさんの声だが、それをみんなに、分かりやすくして話してやるワケだわ。実はね、小さい頃に、ナフアトラ人に捕まって、あっちで育てられたんだわ。だからボクは、ほかのウラリの人たちより教養があって垢抜けてるんだね。だからさ、こういうリーダー的職種に向いているんだわ」


救う
「何を聞いてたかね。さんざん話して聞かせたでないかい。グレート・ファボズさんを、助け出してちょうだいってお願いしてるんだわ」


ファボズ
「ファボズさんは、精霊の中でも一番偉え精霊なんだわ。ファボズさんは、像を通して、ボクたちに話しかけてくれるワケだね、これが。なんつーか、動物の大将みたいなもんだな。ほれ、村の入口で頑張ってるドでかい大トカゲも、ファボズさんが操ってるだよ」

(救出前)
「いや、今はどうかわかんねぇ。バカデカ・ダーデンに捕まってしまったからね」

(救出後)
「ほんと、あんたさんがファボズさんを助けてくれて、すんごく感謝してるんだよ」


治療
「あー、そりゃ、できればしてやりたいけど、今日はちっとばかり働き過ぎてまって、エネルギーがスッカラカンになってまっただよ」


ダーデン
「んだぁ。ダーデンだぁ。強引に酋長になってまった。ファボズさんの像を盗んで、今日からオレが酋長だぁなんて、言っただよ」

(ダーデン撃破前)
「……その……ナンだ。詳しく話すとだな、ダーデンがグレート・ファボズさんの像を我が物にして、無理やり酋長になってまった。そんでもって、ファボズさんの像を洞窟に隠して、沼の獣どもにそれを守らせてるんだわ。グレート・ファボズさんは、ウラリの村の入口の島を守ってる大トカゲさんを動かしてらっしゃるもんで、ダーデンは、言うこと聞かねえヤツには、大トカゲさんをけしかけて食わしてまうぞ、とウラリの者を威してるんだわ。だから、みんな怖がってまって、ダーデンの言うなりなんだわね。ボクは違いますよ。ボクには、なんも怖いもんなんか、ないんだからね」そう言って彼は、ダーデンの出現を期待するかのように唇なめずりをして見せた。
「そこで、もし今、誰にも捕まらずにウラリの土地に入ることができるような、類稀なる英知と、何物も恐れぬ不屈の勇気のあるお方が現われて……ああ、ちょうど、あんたみたいな人だな……。ファボズさんを取り戻して元の場所に納めてくれたならばね、も、だーれもダーデンなんかの言うことは聞かなくなる」

(ダーデン撃破後、ファボズ復活前)
「ダーデンは死んだが、ウラリは指導者を失ったままだよ。詳しく話すとだな、ダーデンはグレート・ファボズさんをぶん盗って、強引に酋長になったワケなんね。ドでかい乗用の大トカゲを使って、ファボズさんの像を、元の場所から洞窟の中へ動かしてまった。そいでもって、それを守るために、そのまま洞窟の中に大トカゲを放したんだわ。悪いことに、ほかの野良大トカゲまで集まってまって、もうずーっと、中に入れない状態が続いてるんだわね。言うこと聞かないヤツは、ドでかい大トカゲをけしかけて、食わしてまうぞと、ダーデンは、ふた言めにゃ、そう威しをかけてたが、その心配はもうなくなった。死んでまったからね。だけど、まだファボズさんは闇の中におられる。洞窟の大トカゲどもは、ダーデンが死んだからって狂暴さには変わりないからね。それに、どんなに頑張っても、人間の力じゃファボズさんの像を動かすことは難しいんだわ。松明をたーくさん持っていったり、ファボズさんの前でかがり火を焚いたりしてみたけど、そんなもんじゃ、ぜんぜん明るさが足りないんだわ。光がなければ、ファボズさんも何もできないんだよね。ご託宣をいただくこともできない。そんなワケで、ウラリの者たちは、精霊のいない毎日を送っているんだわ。人生の目的も、指針もねぇ。そこでだ、ダーデンをやっつけた強いお人なら、グレート・ファボズさんを救い出すこともできるんでないかと、そう思うんだけど、あんた、どう思う?」
「で、何をしたらいいかってコトだけどぉ、まずは、ファボズさんがおられる洞窟に入ることだ。ウラリの村から北側の崖にぶつかるまで北へ歩いてちょうだい。すぐに洞窟の入口が見つかるから、その奥のほうに、ファボズさんはおられるはずなんだわ」
「あとは、なんとか、その洞窟の暗闇からファボズさんの像を運び出して、村の中央の炎の輪の中に置いてもらえばいいんだわね。それで、またボクたちは、ファボズさんと話ができるようになる。ダーデンの影響は完全に消えてなくなるってワケだわ。そうしたら、あんた、
みんな、すごーく喜ぶんでないかい?」

(ダーデン、撃破後)
「あんたがやっつけた相手だ。よく知ってるはずでないかい」

(ファボズ救出後)
「だが、あんたがグレート・ファボズさんを取り戻してくれて、あいつは武器をなくしてまった。今じゃ、ボクが酋長だから、もう、あんなヤツ、なんも怖かない」


捕まる
「んだぁ。捕まってまっただよ。グレート・フォボズさんの像を取られてまったんだよ」
(救出後)
「あんた、何のこと話してるだか、よくわかんねぇ」


アイエラ
「ああ。1人、ダーデンに捕まってるのがいる。クーラック族の酋長の娘さんだぁ。そりゃあ、めんこいお嬢ちゃんだよ。かわいそうに、ダーデンの飾り物みてぇな嫁さんにさせられてまうんだ」
彼は、何かを企むような目つきでキミを見て言った。「あんたも、あんなめんこいお嫁さんが欲しいなぁ、なんて、下心があったんでないかい? あん?いいって、いいって。ちゃんとわかってんだから。ボクの言う通りにしなさいってば。ウラリの村から崖に沿って南に歩いていくと、警備の人間がウロウロしてる洞窟の入口に出るんだわ。そん中にぃ、あんたのプリンセスちゃんが捕らえられてるってワケだ。そん中のどっかにね」

(アイエラ救出後)
「ダーデンの最後の捕虜は1人だけだった。あんたが助け出したアイエラでないかい。クーラックの酋長さんとこの。そんで、たーっぷりご褒美をもらったんでないかい? このスケベ」彼は下卑た笑いを浮かべた。

(二度目以降、任務達成前、アイエラがいる時)
「あれまあ、こりゃボクの大切な大切なお友だちでないかい。強くて勇敢で、かっこよくて、ちょっとしたお遣いなんか頼まれたら、も、ふたつ返事で引き受けちゃう男の中の男、アバタール!」

(アイエラがいる時)
<アイエラ>:アイエラが冷たく口を挟んだ。「このウラリ野郎のヤブ医者!言いたいことがあれば、ハッキリ言えばいい。それとも、あたしがスピアの使い方を、こってり叩き込んでやろうか?」
ワマップは真っ青になった。「別にそんな、ボクはその、ただね……、その……つまりね……気前がおよろしいことで名高いお嬢様のことですから、アバタールに対して、なにかその記念品的なものをお授けになられたのではないかいね、とお察し申し上げまして」彼はしどろもどろだ。
アイエラは、固く冷たい笑いを彼に向けて言った。「よろしい」
ワマップはキミに向き直り、アイエラに見られないように額の汗をぬぐった。



「ああ、像って言えば、グレート・ファボズさんの像だ」
(救出後)
「あんたが取り戻してくれた、あれだ」


部族
「ボクたちがウラリ族だね。イーオドンの谷に住むどの部族よりも、はしっこいんだわ。だから、沼地に住んでるんだねぇ」


おつかい
「ああ。お遣いだ。あんた、人に物を頼まれると、どーしてもイヤと言えないタイプでしょ。そうさ。あんたなら、このボクの……、あいや、ウラリ族全体の、この、ちょっとしたお遣いを、頼まれてくれんでないかと……」
(救出後)
「何の話してんだか、ボクにはわからないんだけど」


連合
「部族を連合させるってか。何を言い出すかね。そりゃ、不可能ではないよ。それを成し遂げた人は、ずっとずっと時間が経てば、やがてすべての部族の長になるんでないかい?うん、悪くないねぇ。部族を連合させるんだったら、ボクは協力するわ。だが今はダメだ。バカデカ・ダーデンは絶対に連合なんかしない。ぜーったいにしないよ。その点、もしボクが祈とう師兼酋長になれたとしたら、賛成しちゃうんだがなぁ。ボクがそうなるのは、難しいことじゃない。あんたがダーデンを……ちょこっと殺してくれればいいだけさ」彼の口調が急に強まった。「ダーデンを探し出して殺す!それだけで、ボクは酋長になって、あんたの連合に参加してあげようじゃないの」

(ファボズ救出時)
「すでにあんたは、あの暗い洞窟からグレート・ファボズさんを救い出してくれたからねぇ。だからあとは、ダーデンが死んでくれれば、ボクがウラリ族を連合に加えさせようって言ってるのよ」

(ダーデン撃破前)
「ダーデンが生きていたんじゃ、どうにも、やりにくいからね。ウラリの戦士たちをあんたに貸し出すのも、ダーデンが生きているうちは、心配でならないから。でぇ、ダーデンをやっつけてくれたら、次はグレート・ファボズさんを救い出してもらいたいんだわ」
<ジミー>:ジミーが勢いよくメモ帳を開いた。「今の話、全部書き留めておきましたからね。この口先オヤジの歯の浮くようなセリフが、ボクの表現力でうまく描写できていればいいんですがね」

(任務達成後)
「ダーデンがいなくなって、ボクがウラリの酋長になったんだわ」彼はネズミを踏みつけたネコのような満足気な顔をした。「そんでもって、ボクは、あんたの言う連合とやらに参加しようと思うんだね。あんたは、グレート・ファボズさんを正しい場所に戻してくれた。お陰でボクも、正しい地位につけたんだわ。だから、今度はボクが、あんたに協力する番なんだね」


大トカゲ
「あのドでかい大トカゲかい。ありゃ、村で一番高い小屋の屋根よりも背が高くて、沼のむこうの、イーオドンの谷のほかのところからウラリに通じる、ただひとつの道を守ってんだわ」


さらば
「そうかい。ならまたね」


その他
「あんたはボクの大切な大切な友だちだ。だが、あんたの言うことは、よくわかんねぇ」


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