Ultima Savage Empire
登場人物セリフ集

Fabozz ファボズ





発光する緑の石が目にはめられた巨大な石頭だ。
(初回)
石頭は謎めいた目でキミを見つめるだけだ。霧の向うで、寂しげなカエルの鳴き声が聞こえたが、それがグレート・ファボズの言葉を伝えることはなかった。

(復活後)
キミが放った強い光が、一瞬、洞窟の内部を照らした。それに応えるように、もっと強い光が放たれ、目が見えなくなった。
光が弱まって、再び見えるようになると……
ファボズが消えている!
キミのまわりで、低く唸るような陰気な声が湧き上がった。それは、次第にひとつの言葉になった。「光を」そして、声が消え、静寂が戻った。
一陣の鋭い風がキミの傍らを吹き抜けた。
地面の底から、暗いトンネルから、無数のカエルの鳴き声が沸き起こった。鳴き声は次第に大きくなり、気味の悪い声となり、やがて言葉を形成した。
「アバタール。グレート・ファボズを、よくぞ正統な位置に戻してくれた。再び、太陽の光を浴びることができるようになった」
ちょっとの間、カエルの鳴き声が乱れ、音量が少し下がったが、また波長が整い、言葉となった。
「アバタールは、グレート・ファボズと、すべてのウラリの民の友である。お前の行ないは、すべてのウラリの民の心に刻まれる。したがって、アバタールと、 アバタールが友と認めるすべての者は、ウラリの土地への自由な往来が許される。ウラリの村を守る狂暴な大トカゲも、お前たちには、決して危害は加えない」


(ダーデン生存時)
「ダーデンは失脚した」
「グレート・ファボズは、祈とう師ワマップを、新しい酋長に任命した」
「アバタール。お前はアイエラという名の娘を探していると、精霊の風が教えてくれた。ウラリの村の南にある洞窟に、その娘はいる。もう、見張りの者たちは、お前に手出しはしない」

(ダーデン撃破後)
「すべてうまくいった。グレート・ファボズは満足している」カエルの鳴き声の調子が乱れた。めちゃくちゃに入り乱れて高まり、やがて水が引くように消えると、しんと静まりかえった。



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