ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(FC)
第25章 選ばれし者達



最終章はドルーア帝国の本拠地、メディウスの居城での戦いです。
ここでは突如駆けつけた大賢者ガトーが仲間に加わります。
この最終章だけのゲストキャラのような形ですが、大賢者というだけあってステータスは非常に高く、ウォームやリザーブなどの魔法も装備しているので即戦力として使えます。



とりあえず毎回リザーブを唱えさせるだけでも十分なので、思う存分酷使してガーネフ台頭の責任を取ってもらいます。


このマップでは自軍は4箇所に分けられており、それぞれ簡単には行き来できないようになっているため、配置された場所にいる数人のユニットだけで目の前の敵と戦わなくてはなりません。



さすがに最終章だけあって敵も強力なので、配置されたメンツによっては苦戦することになります。
ただ、ボスのメディウスを倒せばそれで終わりなので、細かいことは気にせずにマルスを中央の部屋にワープさせ、今回は短期決戦を狙うことにします。
SFC版と違ってドラゴンに特攻の無いファルシオンでは、ここにいるマムクート達を相手にするには分が悪いので、ついでにチキもワープさせました。
もう何も使い惜しみする必要はありません。




マルスがメディウスを倒せば終わりではありますが、他のユニットもこれまでに鍛えた力を解き放ち、思う存分に暴れておきます。



ターンが経過すると扉が順次閉まっていきますが、閉じ込められたら閉じ込められたで別に問題ないので、目の前の敵と戦うことだけに専念します。



中央の部屋にワープしたマルスとチキは、まずは周囲にいるマムクートやスナイパーと戦います。
特にメディウスの前にいるレベル20の魔竜は、かなりの強敵です。



これまでの全敵ユニットの中で、レベル20なのはメディウスとこいつだけなので、名も無きドラゴンですが、ひとかどの武将であったことでしょう。
まあ、チキがいれば圧勝ですが。


護衛を倒したら、いよいよメディウスと対面。





地竜メディウスは、非常に高い攻撃力と、一般の武器ではダメージを与えることもできない装甲を持ちますが、ファルシオンを持ったマルスならば互角以上の勝負ができます。
まあ、この戦いはイベントムービーのようなものです。



なお、ファルシオンを手に入れられなかった場合は、力の高いユニットがメリクルやグラディウスなどの高い攻撃力を持つ武器を使って、ようやく僅かにダメージを与えられる程度なので、かなり苦労することになります。
今回はバーツが力20まで育ったので、最後の最後に彼を起用してデビルアクスで倒してもよかったかな。


そんなわけで、メディウスを倒してエンディングです。









今回はノーリセット、クラスチェンジ・闘技場・秘密の店禁止という縛りで、戦死者2人、総ターン数580という戦績でした。
ファミコン版は敵のステータスも高く、必殺を回避できないという仕様なので、当初はもっと激戦になるのを予想していましたが、戦死2人で済んだのはラッキーだったかな。
また、マルスをはじめ、ミネルバやアラン、アストリアなどの上級職組が良く育ってくれたおかげで、後半戦はそこまで苦労せずに済んだ面もあります。
以前に何度もクリアしたゲームということもあり、淡々と進めていきましたが、こういった先の展開が読めないゲームはプレイ記録を書くのも楽しかったですね。



最後に、今回のプレイで使用したユニットの評価です。


評価S マルス、バーツ、マリク、ミネルバ、リンダ
一貫して高い成長を遂げたマルスは、恵まれた専用装備の効果もあり、主人公でありながらエース級の活躍でした。
あとは、最強のパワーとアーマーナイトを超える固さのバーツ、守備力と機動力を併せ持ったミネルバ、そして魔法で強敵を片っ端から薙ぎ倒したマリクとリンダも、今回のMVPです。


評価A カシム、ウェンデル、アストリア、アラン、チキ
高い攻撃力で数多くの敵を撃破したカシム、アストリア、後半の参加ながらメキメキと成長したアラン、チキ、そして攻撃に回復にと大活躍のウェンデル先生は、格別の戦果を挙げてくれました。
HPが意外と低かったり守備が脆かったりと、たびたび危ない目には遭いましたが、クラスチェンジ禁止縛りという条件では、やはり上級職組が活躍しましたね。


評価B オグマ、ジュリアン、ウルフ、パオラ、エスト
こちらは下級職のエースといったところでしょうか。
意外と成長しなかったオグマ隊長と、意外なほどに成長したジュリアンとウルフが、全編通してそこそこ活躍してくれました。
パオラ、エストの姉妹は投入が後半だったので、さすがに他と比べると厳しいところですが、それでも高成長率と機動力のおかげで十分な戦果を挙げています。


評価C シーダ、カイン、レナ、ナバール、ハーディン、ロジャー、ジョルジュ、ガトー
活躍するポイントは限られたものの、与えられた役目は果たしてくれた者達です。
序盤は無双状態だったカインとハーディン、やたら守備力が上がったので狙われにくくなって安全に移動できたシーダ、最終盤のリザーブ役のレナあたりは、部分的ながら良い働きでした。
ロジャーとジョルジュは、早めに脱落したおかげで逆に活躍が目立ったのかもしれません。
ガトーはさすがの強さでした。


評価D アベル、ゴードン、リフ、バヌトゥ、ジェイク、カチュア、ジェイク、ミディア、エリス
このあたりは、育ててはみたけど見込み通りに成長しなかった者や、強力なユニットのつなぎで使っていた者などです。
全然成長せず経験値を無駄にしたアベルや、希少なブーツを使ったのに大した活躍もできなかったジェイクは軍法会議ものですね。
逆に、リフやバヌトゥなどは、ほぼ出撃しなかったものの、ピンポイントでそこそこ活躍したのでこの評価となってます。


評価E ドーガ、サジ、マジ、ダロス、ザガロ、ラディ、ロレンス
使いはしたけど逆に足手まといだったものや、わずかに1〜2人くらいの敵は倒したかな、という程度の者達です。
ラディやロレンスは成長次第な面もありましたが、今回は運が悪かったですね。


欄外 マチス、ロシェ、ビラク、リカード、シーザ、マリア、ボア、トムス、ミシェラン、トーマス、ベック、チェイニー
今回ほぼ全く使わなかった者達です。まあ、予想通りの面々となりました。



←第24章へ    暗黒竜と光の剣メニューへ→